シカを対象とした目隠し資材の被害防止

タイトル シカを対象とした目隠し資材の被害防止
担当機関 兵庫農技総セ
研究課題名
研究期間 2002~2003
研究担当者 安岡平夫
高木 廣
藤富正昭
発行年度 2003
要約 柵(障壁)はトンネル被覆、畝囲いとも高い侵入(被害)防止効果が認められ、簡易 な方法で、300m2以下の小面積の栽培や家庭菜園で有効である。
キーワード 目隠し資材、侵入防止、シカ
背景・ねらい シカによる農作物の被害は年々増加しており、その対策として、防護柵や有害鳥獣駆除を併せて実施しているが、依然として被害は軽減されていない。そこで、農作物の被害防止対策の一つとして家庭菜園や小規模の農地を囲う方法で、既存の防護柵以外でシカの行動・習性を利用した目隠し資材による防護法を検討し、簡易な侵入防止資材を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 配置図(図1)のとおり、サンサンネット(不織布)区は畝にトンネル用支柱を立て被覆し、裾は土留めする(高さ約40cmのトンネル栽培)。寒冷紗・アニマルネット区は2畝を囲むように支柱を2m間隔に立て、寒冷紗はパッカーで、アニマルネットはインシュロックタイで、いずれも地上180cmに固定し、周囲を囲い、裾は土留めする(図1)。8月25日にダイコン、カブを播種し栽培する。なお、イノシシ・ノウサギの侵入防止のため試験区全体に高さ約50cmの電気柵を設置(8月28日)。
  2. 目隠し資材のサンサンネット、寒冷紗、アニマルネット区ではシカの侵入、食害によ る被害は11月28日まで認められない(表1)。また、黒の寒冷紗や緑のネットなどで圃場を囲うことにより(障壁)、侵入防止が可能である。しかし、対照区のダイコンでは10月2日、10日から食害を受けはじめ、約2週間で100%の被害に至った(表1)。
  3. このようにシカに対する防護機能はトンネル、畝囲いとも優れた侵入防止効果が認められ、簡易な方法として、300m2以下の小面積栽培や家庭菜園で有効である。

成果の活用面・留意点
  1. 広範囲に防護柵が設置できない地域に、簡易で手短な方法として活用できる。
  2. これらの資材はシカには有効であるが、イノシシは掘り起こしがあり効果は劣る。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009919
カテゴリ かぶ シカ だいこん 播種 防護柵

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