ウメ「南高」のかん水指標としての果実硬度の利用

タイトル ウメ「南高」のかん水指標としての果実硬度の利用
担当機関 和歌山農技セ
研究課題名
研究期間
研究担当者
発行年度 2002
要約 ウメの果実肥大期における果実硬度と水ストレスとの間には高い相関がある。葉の水ポテンシャル-0.49MPaを下回ると軟化が始まることから、このときの果実硬度2.6kg(11:30~14:00)はかん水の開始点を判断する指標として利用できる。
キーワード ウメ、水ストレス、果実硬度、かん水指標
背景・ねらい ウメの果実生産、樹体成長促進のためには、果実肥大期の水管理を適切に行うことが必要である。そのためには、水ストレスに対する樹体反応を明らかにし、樹の水分状態を簡便に判断できる指標が必要である。そこで、水ストレスが果実および樹体に及ぼす影響を検討し、果実肥大期におけるかん水指標を作成する。
成果の内容・特徴 1.
果実肥大が停止するのは、葉の水ポテンシャルが日中-1.28MPa(11:30~14:00)、夜-0.53MPa(前日22:00)である(図1)。また、葉の水ポテンシャルと果実硬度(レオメーター値、11:30~14:00)には高い相関がある(図2)。
2.
果実の軟化が始まるのは、葉の水ポテンシャルが-0.49MPa(前日22:00)、果実硬度が2.57kgで、このとき果実の含水率も低くなる(図3)。
3.
水ストレスにより果実が軟化、肥大停止した後に、果実径の小さなものが収縮、落下し、新梢伸長が停止する(図省略)。
4.
葉の光合成速度は、水ストレスが強くなるにつれて低下する。適湿管理とくらべ光合成速度が低下するのは、葉の水ポテンシャルが-0.49MPa(前日22:00)である(図4)。
成果の活用面・留意点 1.
今後、現場で簡便に樹体水分を判断するための携帯用果実硬度計の実用性を検討する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009788
カテゴリ うめ 水管理

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