早期萌芽性アスパラガス新品種「さぬきのめざめ」

タイトル 早期萌芽性アスパラガス新品種「さぬきのめざめ」
担当機関 香川県農業試験場
研究課題名
研究期間 1989~2002
研究担当者 古市 崇雄
大矢 啓三
池内 隆夫
発行年度 2002
要約 アスパラガス「さぬきのめざめ」は単交配による交雑品種である。半促成長期どり栽培において「ウェルカム」に比べて春芽の萌芽が極めて早く、若茎頭部のしまりが良好で収量性も高い。
キーワード アスパラガス、さぬきのめざめ、交雑品種、半促成長期どり栽培
背景・ねらい 香川県におけるアスパラガス品種は「ウェルカム」が中心であり、半促成長期どり栽培で1月から10月まで収穫されている。近年、端境期を中心に輸入品が増加しており、収穫期間の拡大が望まれている。そこで、本県の気候風土に適した付加価値の高い品種を育成する。
成果の内容・特徴 1.
「さぬきのめざめ」は香川県農業試験場において、選抜した雌株「No.17」を母親に雄株「No.16」を父親に用いた交雑品種である。1998年4月に交配し、1999年12月~2002年4月にかけて半促成長期どり栽培での特性調査を行った。その結果、調査期間の3か年を通じて早期萌芽性、多収性、若茎頭部の開頭が遅いこと等の特性が安定しており、新品種としての実用性のあることを確認して、2002年4月に育成を完了した。
2.
「ウェルカム」と比較して、立茎時の草丈、茎の第1側枝高はやや高い。収穫若茎は茎色がやや淡緑、茎のアントシアンの発現がやや多く、茎数が多い。若茎頭部の色は緑、頭部のしまりは緊、開頭の早晩は晩である(表1、図1)。
3.
低温要求性は低く、萌芽の早晩は極早生、越冬性と低温伸長性は高い(図2)。なお、茎枯病、斑点病、立枯病に対する病害抵抗性は同程度である。
4.
保温開始後の収穫開始要日数が株年生に関わらず1週間程度早く、収量性も高い(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
適応地域は瀬戸内の温暖な地域及びそれに準ずる地域とする。
2.
半促成長期どり栽培に適応する。
3.
保温開始時のアザミウマ、ハダニ等の発生に留意する。
4.
茎枯病、斑点病、立枯病対策のためビニールハウス等による雨よけ栽培を行う。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009731
カテゴリ アスパラガス 新品種 多収性 立枯病 低温要求性 品種 病害抵抗性

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