露地アスパラガスのトンネルによる早期増収と刈込みによる収穫能率向上

タイトル 露地アスパラガスのトンネルによる早期増収と刈込みによる収穫能率向上
担当機関 広島農技セ
研究課題名
研究期間 1999~2002
研究担当者 越智資泰
長谷川繁樹
田原由恵
発行年度 2002
要約 アスパラガスの露地後期立茎栽培において有孔POフィルムと不織布を用いた2重トンネルで、4月1日から4月末まで被覆することにより、収穫始めが1旬早くなり4月の収量が増加する。また、立茎後に高さ150cm幅90cm程度に刈込むと約15%減収するが、収穫作業能率が約30%向上する。
キーワード アスパラガス、後期立茎栽培、露地栽培、トンネル、刈込み、収穫作業能率
背景・ねらい アスパラガスの露地栽培では、春期よりも夏秋期に収量が多い。しかし、 近年4月の価格が安定していること、立茎完了後の夏秋期は茎葉が繁茂して作業性が悪くなることから、 改善点として、4月増収および夏秋期の収穫作業能率向上が挙げられる。そこで、4月増収のためにトンネル被覆開始適期を検討するとともに、夏秋期の収穫作業能率向上のために茎葉管理方法を検討する。
成果の内容・特徴 1.
外側に有孔POフィルム(開孔率3%)と内側に不織布(白色、透光率90%)を用いた2重トンネルを4月1日から被覆する。トンネルは畦から不職布までの高さが約35cm、有孔POフィルムまでの高さが約50cmとする。トンネル内気温は最高気温で約50℃、最低気温で1.5℃であったが、この範囲では若茎への障害は発生しない(表1)。
2.
本格的な収穫開始は4月中旬で、対照(トンネル無被覆)と比べて10日程度早く、4月末までの収量も多い(図1)。
3.
立茎後に高さ150cm幅90cm程度に刈込むと約15%減収する(図2)が、収穫作業能率が約30%向上する(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
トンネルの開閉は収穫が本格的になってから行う。トンネル保温効果は最低気温で約2℃であり、凍害回避のために最低気温が-3℃以上になる時期から被覆を開始する。
2.
立茎開始時期は株の充実に合わせて決める。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009726
カテゴリ アスパラガス 凍害

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