チンゲンサイ立枯病を起こす2種のピシウム属菌

タイトル チンゲンサイ立枯病を起こす2種のピシウム属菌
担当機関 岡山県農業総合センター
研究課題名
研究期間 2001~2002
研究担当者 伊達寛敬
谷名光治
東條元昭(大阪府大院農生)
粕山新二
発行年度 2002
要約 チンゲンサイ立枯病を起こすピシウム属菌は、高温時にはPythium aphanidermatumが、低温時には Pythium ultimum var. ultimum が主に関与している。
キーワード チンゲンサイ、立枯病、Pythium aphanidermatum、Pythium ultimum
背景・ねらい 野菜の軟腐症状株からはピシウム属菌が低温期から高温期まで検出されることがある。今回、周年栽培圃場のチンゲンサイ軟腐症状株から分離されたピシウム属菌の病原性を確認するとともに種の同定を行い、チンゲンサイ立枯病菌(P. aphanidermatum)との関係を知る。
成果の内容・特徴 1.
チンゲンサイ軟腐症状株から分離されたピシウム属菌20菌株は、有傷接種でチンゲンサイ中肋切片に病原性を示し(表1)、ポット栽培チンゲンサイへの無傷接種で軟腐症状が再現される。
2.
分離菌株は、採集時期によって低温グループ(6月6日に採集した3菌株:40℃ではほとんど生育できない)と高温グループ(6月18日~9月19日に採集した17菌株:40℃で十分生育できる)に分かれる。同定できた菌株のうち、前者はP.
ultimum var. ultimum 、後者はP. aphanidermatum である(図1)。
成果の活用面・留意点 1.
今まで細菌による軟腐病と診断されてきたチンゲンサイ軟腐症状株には、立枯病菌(ピシウム属菌)が関与している場合が認められた。軟腐病と立枯病は症状が類似しているので、防除に際しては両者を確実に判別することが必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009652
カテゴリ 立枯病 チンゲンサイ 防除

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