トマト褐色輪紋病の発病しやすい温度及び保湿条件

タイトル トマト褐色輪紋病の発病しやすい温度及び保湿条件
担当機関 岡山県農業総合センター
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者 伊達寛敬
片岡英子
谷名光治
佐々木静江
粕山新二
発行年度 2002
要約 トマト褐色輪紋病の発病には20~30℃が適しており、保湿(湿室保持)時間が長いほど多発しやすい。
キーワード トマト褐色輪紋病、保湿時間
背景・ねらい トマト褐色輪紋病の発病における温度・保湿時間の関係、および保湿と乾燥の繰り返しが発病や分生子の生存に与える影響を調査し、防除上の資料とする。
成果の内容・特徴 1.
トマト苗(本葉5葉期)に本病菌の胞子懸濁液を噴霧接種し、湿室(1cm程度深の水を入れた大きさ30×30×65cmのプラスチックボックス内)に収め、15~30℃の人工気象室内に6~72時間置くと、保湿時間が12時間以下ではいずれの温度条件においても発病しない(図1)。保湿時間が48時間以上になると、20~30℃では病斑数が顕著に増加し、25℃で特に多い。15℃では発病が少ない。
2.
トマト苗(本葉5葉期)に本病菌の胞子懸濁液を噴霧接種し、30℃の人工気象室内で保湿と乾燥を所定時間、回数繰り返した後、20℃のガラス室内で48時間乾燥条件に置くと、4時間保湿・20時間乾燥の4回繰り返し、8時間保湿・16時間乾燥の3回繰り返し、12時間保湿・12時間乾燥の2回繰り返しはいずれも病斑がわずかに形成される(表1)。保湿・乾燥繰り返し処理後に48時間保湿条件に置くと、いずれも株当たり病斑数が増加し、連続保湿時間が長いほど病斑数が多い。
3.
以上の結果から、トマト褐色輪紋病の発病には20~30℃が適しており、保湿時間が長いほど発病しやすい。
成果の活用面・留意点 1.
トマト褐色輪紋病は20~30℃で多湿条件が続くと多発しやすいと考えられる。なお、現地圃場と室内試験の葉面濡れ時間の比較と発病への影響については、今後検討が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009651
カテゴリ 乾燥 トマト 防除

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