ジャージー種去勢肥育牛の産肉及び肉質特性の現状

タイトル ジャージー種去勢肥育牛の産肉及び肉質特性の現状
担当機関 岡山総畜セ
研究課題名
研究期間 1997~2000
研究担当者 栗木隆吉
片岡博行
発行年度 2001
要約 ジャージー種の特産化を推進する目的で、その産肉及び肉質特性についてフィールドにおける実状を調査した。ジャージー種去勢肥育牛では、脂肪酸組成について不飽和度の高い特性があるとともに、生産者により枝肉重量やロース芯面積、脂肪酸組成に差がある。
キーワード ジャージー種、去勢肥育牛、肉質特性、脂肪酸組成
背景・ねらい 岡山県蒜山地域の特産であるジャージー種の振興の観点から、食味に優れたジャージー牛肉の生産に資するため、その去勢肥育牛を対象にして牛肉の食味性に関わる要因、特に牛肉の食味性と関係が深いとされている脂肪酸組成について、生産者間及び黒毛和種と比較して調査した。
成果の内容・特徴
  1. ジャージー種去勢牛の枝肉成績を調べた結果、と体長は同じであるにもかかわらず枝肉重量やロース芯面積は生産者により差(p<0.05)がある。また、枝肉重量は黒毛和種と比べて有意に軽い(p<0.05)(表1)。
  2. 黒毛和種に比べて肉色は有意(p<0.05)に濃く、バラ厚及び皮下脂肪厚は薄いが、生産者間で違いは認められない(表1)。
  3. 皮下脂肪の脂肪酸組成については生産者により差が認められる(p<0.05)が、概ね黒毛和種と同様の傾向であり不飽和度が高く、同種の肉がおいしいといわれる要因の一つと考える(表2)。
  4. 蒜山酪農から出荷された牛の月齢は30~35カ月であり、出荷月齢が進んでも枝肉重量やBMSに改善は認められない(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. ジャージー種の肥育を実施している地域は限定されており、その中での現状の結果である。
  2. ジャージー種の特性を生かした飼養技術の確立の基礎的データとして利用する。特に、ジャージー種は産肉性が劣ることから、肉質特性を生かした生産や流通体制の整備が必要である。
  3. また、牛肉の食味性についての考え方は十分に統一されていないので、牛肉を含む食肉の品質評価について、食味性及び利用性を加味した客観的な方法の確立が望まれる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009537
カテゴリ 出荷調整 乳牛 ばら 良食味

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