裸麦新品種「マンネンボシ」の奨励品種採用

タイトル 裸麦新品種「マンネンボシ」の奨励品種採用
担当機関 愛媛県農業試験場
研究課題名
研究期間
研究担当者 兼頭明宏
秋山 勉
池内浩樹
発行年度 2001
要約 マンネンボシは出穂期、成熟期ともイチバンボシよりやや遅い早生の裸麦である。品質が良好で、耐倒伏性が強く、多収である。県下の裸麦生産地域における適応性も高く、奨励品種に採用し普及をはかる。
キーワード 裸麦、マンネンボシ、耐倒伏性、奨励品種
背景・ねらい 本県の裸麦生産は早生のイチバンボシ、ヒノデハダカが栽培されており、その中で作付け面積の95%をイチバンボシが占めている。イチバンボシは良質多収で縞萎縮病や黄化症状にも強い優良品種であるが、気象・栽培条件によっては、粒張りが劣り細麦粒が増加して検査等級の低下する場合がある。また、ヒノデハダカは縞萎縮病に弱く、耐倒伏性が劣ることから収量品質の年次変動が大きい。そこで、麦の民間流通移行に伴い、実需者からは良質裸麦の安定生産と多様な品種の生産が望まれていることから、新たに品質良好で安定多収の早生の裸麦品種の導入が求められている。
成果の内容・特徴
  1. 出穂、成熟期はイチバンボシよりやや遅い早生である(表1)。
  2. 稈長はイチバンボシ並みの中稈で、穂長はやや短く、穂数はイチバンボシよりやや少なく中程度である(表2)。
  3. 耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難である(表1)。
  4. 耐病性は、縞萎縮病に強、うどんこ病にやや弱である(表1)。
  5. 千粒重はイチバンボシ並み、外観品質はイチバンボシと同程度で良質である(表2)。
  6. 麦粒はイチバンボシ並みに軟質で白度が高く、精麦品質は良好である(表4)。
  7. 屑麦率が低く、イチバンボシよりやや多収である(表2、表3)。

成果の活用面・留意点
  1. 県下の東中予平坦地で、排水良好な地帯に適応する。
  2. 耐倒伏性が強く、多肥多収の特性を持つが、良質麦の特性を維持するため極端な多肥栽培は避ける。
  3. 良質麦の特性を維持するため、適期播種(11月中下旬)とし、極端な早播きや遅播きはしない。
  4. うどんこ病にやや弱いので、赤かび病防除と併せて適期防除に留意する。

「具体的デ-タ」
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009358
カテゴリ 萎縮病 うどんこ病 黄化症状 栽培条件 新品種 播種 品種 防除

この記事は