お盆向けコギク新品種「小夏ホワイト(仮称)」の育成

タイトル お盆向けコギク新品種「小夏ホワイト(仮称)」の育成
担当機関 群馬県農業技術センター
研究課題名
研究期間 2004~2008
研究担当者 春山実
小林智彦(吾妻農業事務所)
島田景
発行年度 2008
要約 お盆向けコギク新品種「小夏ホワイト(仮称)」は白色品種で、草丈伸長性や花色、花形に優れ、開花調節技術を用いなくても需要期の8月上中旬に開花する。
キーワード コギク、育種、新品種
背景・ねらい コギクは群馬県の切り花の主力品目のひとつである。本県のコギク生産は露地季咲き栽培が中心で、お盆及び秋のお彼岸需要期を中心に出荷が行われているが、栽培される主力品種が県外の種苗会社で育成されているため、気象条件の相違により開花期がカタログ記載時期と前後し、生産不安定の主な原因となっている。
 本県では植物成長調節剤処理により開花時期の調節が行われているが、品種間差や気象条件によって効果が異なり、開花時期を需要期に合わせることが難しい。
 そこで、本県の気象条件に適合し、露地季咲き栽培でお盆需要期である8月上中旬に開花し、花色、花形、草姿に優れる新品種の育成に取り組む。
成果の内容・特徴
  1. 平成16年に白色コギク「流星」の自然交雑種子を採種した。
  2. 17年に実生を播種し、花色、花形、草姿、葉の形質を重点に一次選抜を実施した。
  3. 18年に二次選抜、19年に現地試験及び特性調査を行い、その形質が安定していることを確認し、育成を完了した。
  4. 20年1月に「小夏ホワイト(仮称)」として品種登録出願した。
  5. 「小夏ホワイト(仮称)」の 県内平坦地での自然開花は、8月上中旬である(表1)。
    県内でも標高が高い地域では開花時期が1週間程度遅れる(表1)。
  6. 花房の形は頂花がやや沈むが、上部に花が集まりボリューム感があり、草姿に優れる(図1)。
  7. 花色は白、花弁は「流星」と比較して立ち性の丸弁であり、観賞性が高い(図2、3)。
成果の活用面・留意点
  1. 苗の配布は当面群馬県のみとする。
  2. 栽培方法はコギク一般品種に準ずる。
  3. 県内の標高の高い地域(標高350m以上)では、開花時期がお盆需要期より遅れることもある。
  4. 栽培年の気象条件や施肥量によっても開花時期に変化が生ずると考えられる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009142
カテゴリ 育種 出荷調整 新品種 施肥 播種 品種

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