トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物

タイトル トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物
担当機関 静岡農林研
研究課題名
研究期間 2005~2007
研究担当者 内山徹
米山千温(静岡西部農林)
外側正之
鈴木幹彦
夏秋知英(宇都宮大農)
発行年度 2007
要約 アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)を媒介するネギアザミウマは3月以降に誘殺が確認され、その後増加傾向で推移する。えそ輪紋病は本種の誘殺数増加に伴って多発する。また、これまでに報告のない作物5種、雑草17種が野外でIYSVに自然感染している。
キーワード トルコギキョウ、ネギアザミウマ、えそ輪紋病、IYSV、感染植物、伝染源
背景・ねらい 近年、静岡県内のトルコギキョウ産地では、IYSVを病原としネギアザミウマによって媒介されるトルコギキョウえそ輪紋病の発生が問題となっている。本病は1996年に初めて本県で確認された比較的新しい病害であり、知見が不足している。そこで、静岡県における本病およびネギアザミウマの発生消長や保毒実態、野外のIYSV感染植物を調査する。

成果の内容・特徴 1.
ギアザミウマは、浜松市内のハウス内において3月中旬以降に青色粘着トラップへの誘殺が確認され、5月以降は急増する傾向がある(図1)。IYSV保毒ネギアザミウマは4月上旬以降に確認され、その後保毒率は増加傾向で推移する(図1)。
2.
ネギアザミウマは、浜松市内のハウス周辺において5月上旬以降に青色粘着トラップへの誘殺が確認され、その後急増する傾向がある(図2)。IYSV保毒ネギアザミウマは5月下旬以降に確認され、その後保毒率は増加傾向で推移する(図2)。
3.
えそ輪紋病は、浜松市内のハウスにおいて3月中旬以降、ネギアザミウマの青色粘着トラップへの誘殺数増加に伴って多発する(図3)。
4.
トルコギキョウハウス周辺において、これまでに報告のない作物5種(ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー、ミズナ、ニンジン)、雑草17種(オランダミミナグサ、ノボロギク、ホトケノザ等)からIYSVが検出される(表1)。

成果の活用面・留意点 1.
ネギアザミウマとIYSVの発生消長は静岡県浜松市における調査結果であり、地域の気象や環境により、異なった発生消長を示すことも考えられる。
2.
IYSVが検出された作物・雑草については伝染源植物としての可能性が考えられる。
3.
トルコギキョウハウス周辺においては、IYSV伝染源となっている可能性がある作物(ネギ属作物、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー、ミズナ、ニンジン)の作付を避ける必要がある。
4.
トルコギキョウハウス周辺において、IYSVの伝染源となっている可能性がある雑草(コハコベ、オランダミミナグサ、ノボロギク、ホトケノザ等)の除去を徹底する必要がある。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009011
カテゴリ アイリス 雑草 だいこん トルコギキョウ にんじん ねぎ はくさい ブロッコリー みずな

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