極早生のオレンジ系グラジオラス新品種「常陸あけぼの(仮称)」の育成

タイトル 極早生のオレンジ系グラジオラス新品種「常陸あけぼの(仮称)」の育成
担当機関 茨城農総セ
研究課題名
研究期間 1997~2005
研究担当者 霞正一
高津康正
藤田光子
鈴木一典
眞部徹
発行年度 2007
要約 到花日数が少なく、同時開花数が多いグラジオラス新品種「常陸あけぼの」を育成した。花色は淡いオレンジ色でブロッチが入り、市場評価が高い。極早生の中小輪系グラジオラスとして有望である。
キーワード グラジオラス、育種、品種
背景・ねらい 茨城県のグラジオラスは球根生産で全国第1位、切花生産で第2位を占める重要な花き品目となっている。近年の消費低迷や球根の輸入自由化に対応し産地の活性化を図るため、花色や草姿に新規性をもつ県オリジナル品種を育成する。

成果の内容・特徴 1.
「常陸あけぼの」は、1997年に生工研育成系統「No.504」を種子親、同じく育成系統「G.H.S.1」を花粉親として交配し、得られた69の実生個体から、花色、草姿などを指標に選抜した品種である(図1)。
2.
花色は淡いオレンジ色(明橙赤(日本園芸植物標準色票0705))で、紫赤(同9708)のブロッチが入る(表1、図1)。
3.
花の大きさは7~8cmの中小輪系である(表1)。
4.
季咲き栽培における到花日数は約70日で、極早生品種である(表1)。
5.
同時開花数は「トラベラ」や「ハンティングソング」などの普及品種よりも多く、観賞価値が高い(表1)。
6.
現地適応性試験における生産者の評価は、赤斑病に対して「トラベラ」よりも耐病性が強く、その他は「トラベラ」並みで総合評価は良好である。季咲き、抑制栽培が可能で導入希望がある(表2)。また、市場評価は、切り花ボリュームの評価がやや低いが花色の評価が高く、総合的な商品性は良好である(表3)。
7.
球根の増殖率は「トラベラ」並みである(データ省略)。

成果の活用面・留意点 1.
球根は茨城県グラジオラス球根協会を通じて県内生産農家に配布する。
2.
グラジオラスは連作を嫌うので、同じ圃場では4~5年栽培しない。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008895
カテゴリ 育種 グラジオラス 新品種 品種

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