飼料用ソルガムによる野菜ほ場における農薬ドリフト低減効果

タイトル 飼料用ソルガムによる野菜ほ場における農薬ドリフト低減効果
担当機関 長野畜試
研究課題名
研究期間 2006~2007
研究担当者 宮坂幸弘
発行年度 2007
要約 飼料用ソルガム「リトルソルゴー」、「三尺ソルゴー」、「風立」を障壁作物として栽培することにより、野菜ほ場における農薬のドリフトを低減できる。また、農薬散布時に低減ノズルを併用すると低減効果は向上する。
キーワード ソルガム、障壁作物、農薬ドリフト、低減ノズル、低減効果
背景・ねらい 残留農薬のポジティブリスト制の施行に伴い、近接作物への農薬ドリフトの防止が必要となっている。このため、野菜ほ場における障壁作物として飼料用ソルガムが利用可能か検討をし、ソルガム品種および低減ノズル使用時の農薬ドリフト低減効果を明らかにして農薬ドリフト対策の参考資料とする。

成果の内容・特徴 1.
農薬ドリフトの低減効果を目的に、飼料用ソルガム品種「リトルソルゴー」、「三尺ソルゴー」、「風立」を、準高冷地、高冷地では5月下旬(平均気温15℃以上)に播種すると8月中旬~10月中旬の草高は農薬ドリフト障壁となり得る(図1)。
2.
農薬散布時に、低減ノズルを併用することでドリフトは更に低減する(図1)。
3.
ソルガムを障壁作物として利用する場合は、2列播きとすることでドリフト低減効果は向上する(図2)。
4.
ドリフト低減効果は、ソルガムの草高が150cm以上で明瞭に認められ、100cm以下では効果は劣る(図3)。また、品種「風立」の2列播きは網目1mmの防薬ネットを二重に設置した時と同等の効果がある(図4)。

成果の活用面・留意点 1.
防薬ネットに代わる、農薬ドリフト障壁作物としてソルガムを活用する際の情報として活用できる。
2.
ソルガムの十分な草高および適正な栽植密度により葉の隙間を少なくするため、ソルガムの播種日に注意し、倒伏を防ぐため密植を避ける(目安として、株間8cm、2~3粒播きで、播種には人力用小型播種機(ゴンベイ等、トウモロコシ穴用)を使用すると便利。2列(列間20~40cm)が望ましい。施肥は現地野菜ほ場慣行)。
3.
風速、散布方法、使用ノズル、薬散機種等によりドリフトおよびドリフト低減効果は異なることがあるので十分に注意する。また、試験時の風速より強い場合のドリフト状況は不明であるので十分注意する。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008859
カテゴリ 飼料用作物 施肥 ソルガム とうもろこし 農薬 播種 品種

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