上向き咲きのグラジオラス新品種「プリンセスサマーイエロー」の育成

タイトル 上向き咲きのグラジオラス新品種「プリンセスサマーイエロー」の育成
担当機関 茨城農総セ
研究課題名
研究期間 1993~2002
研究担当者 霞正一
郷内武
高津康正
佐久間文雄
野木光子
友常秀彦
林幹夫
鈴木一典
眞部徹
発行年度 2006
要約 上向きに咲く草姿が特徴的なグラジオラス新品種「プリンセスサマーイエロー」を育成した。花色は黄色に外花被の先端部がオレンジ色の覆輪品種で、早生の中輪系グラジオラスとして有望である。
キーワード グラジオラス、育種、品種
背景・ねらい 茨城県のグラジオラスは球根生産、切花生産でそれぞれ全国1位、2位を占める重要な花き品目となっている。近年の消費低迷や輸入球根の自由化に対応し産地の活性化を図るため、花色、草姿に新規性をもつ県オリジナル品種を育成する。

成果の内容・特徴 1.
1993年に「ショウバウンド」を種子親に「サンレイ」を花粉親にして交配を行い、得られた実生34個体を露地季咲き栽培で選抜し、花色や草姿等に優れ、高い球根増殖性を備えた1系統を得た。2000~2002年にかけて特性調査を実施し、区別性、均一性および安定性が確認できたことから、2004年5月に品種登録を出願し、2005年6月に「プリンセスサマーイエロー」の名称で出願公表された(図1)。
2.
品種の生育特性は次の通りである(表1)。
1)
小花が上向き咲きの特徴を有する。
2)
花色は、地色が浅緑黄色で外花被の先端部が明橙赤色である。
3)
草丈は「トラベラ」とほぼ同じで中程度、葉幅はやや狭い。小花の径、小花数および同時開花数はともに中程度である。
4)
到花日数は83日で、「トラベラ」よりも開花が早い。
3.
生産農家による評価は、生育状況と切花品質がともに良く、病害虫の発生が少なく、薬害も特に認められず、総合評価は極めて良好である(表2)。
4.
市場関係者による評価は、フォーメーションが良く、商品性に稀少価値が認められ、総合評価は極めて良好である(表3)。

成果の活用面・留意点 1.
球根は茨城県グラジオラス球根協会を通じて県内生産農家に配布する。
2.
連作を嫌うので、同じ圃場では4~5年栽培しない。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008624
カテゴリ 育種 害虫 グラジオラス 新品種 品種

この記事は