生産現場におけるホウレンソウ硝酸イオン濃度の簡易測定部位

タイトル 生産現場におけるホウレンソウ硝酸イオン濃度の簡易測定部位
担当機関 神奈川農技セ
研究課題名
研究期間 2002~2004
研究担当者
発行年度 2005
要約 ホウレンソウの硝酸イオン濃度を生産現場などで簡易に測定する場合、最内葉と最外葉をそれぞれ圧搾搾汁し、希釈後、簡易測定器で測定する。この平均値は、株全体の値と同等の値となる。
キーワード ホウレンソウ、硝酸イオン、簡易測定
背景・ねらい 硝酸は植物の生育過程において、必要不可欠な栄養素であるが、食用部分への過剰な蓄積は品質上好ましくない。また、野菜への過剰蓄積は過剰施肥が原因の一つと考えられるため、適正施肥や減肥で植物体中の硝酸イオン濃度を適正に保つことは環境負荷低減や、産地のイメージ向上につながる。そこで、神奈川県の主要葉菜類であるホウレンソウの硝酸イオン濃度を生産現場で簡易に測定するための測定部位の検討を行った。

成果の内容・特徴 1.
ホウレンソウの葉位別硝酸イオン濃度は、外葉が高く内葉で低い傾向にあるものの、品種等によって内外葉で差がないものもある(図1)。また、何れも個体によるバラツキが大きい(データ省略)。
2.
葉位の組み合わせを変えた各平均値と株全体の測定値とを比較すると、最外葉と最内葉の平均値が株全体の硝酸イオン濃度と高い相関関係(r=0.84**)を示す(図2)。
3.
プリウス、キングオブデンマーク、ミストラル、おかめ、サンライト、神奈川選抜系統では、最外葉と最内葉の平均値と株全体の値がほぼ同等の値を示す(図3)。一方、次郎丸・山形赤根では、高い相関関係(r=0.88**)は認められるものの株全体の値が700~1000mg/kg程度高い値を示す(図4)。

成果の活用面・留意点 1.
品種によって相関関係に差異があるので、測定する品種について相関関係を確認する必要がある。
2.
最内葉は展開葉の最内葉、最外葉は本葉の最外葉とする。
3.
簡易測定器とは、簡易反射式光度計などを言う。分析値は、簡易測定器の精度に依存する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008395
カテゴリ 簡易測定 環境負荷低減 施肥 品種 ほうれんそう

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