小輪系アスターの電照による半促成栽培法

タイトル 小輪系アスターの電照による半促成栽培法
担当機関 石川農研
研究課題名
研究期間 2003~2005
研究担当者 吉住隆司
工藤卓雄
発行年度 2005
キーワード 小輪系アスター、電照、半促成栽培
背景・ねらい アスターの半促成栽培では、最低15℃に加温することにより6月に出荷できるとされている。しかし、北陸のような冬季の日射量が少ない地域では、加温にかかる経費が大きく実用的な作型とはいえない。一方、アスターは16時間以上の長日条件下では10℃程度の温度でも生育・開花する特徴がある。そこで、無加温栽培において電照による半促成栽培法について検討する。

成果の内容・特徴 1.
2月下旬播種、3月下旬定植で無加温栽培すると、自然日長ではハウス内平均気温が20℃を超える頃(金沢では5月下旬)まで節間伸長しないが、定植から8週間、深夜4時間の暗期中断による電照を行うと、展開葉数は変わらないものの低節位から節間伸長し、早期に花芽分化する(表1)。
2.
開花は、自然日長に比べて8週間電照で約1カ月早くなり、6月中下旬に収穫できる。また、電照栽培では着花節位が低く、切り花長がやや短くなるが、切り花重、小花数が増えボリュームのある切り花となる(表2)。
3.
定植から8週間の電照に必要な電力は、1a当たり202kWhで、3,000本/a収穫すると切り花1本当たりの電照経費は1.4円(基本料金及び電気代)と試算される(表3)。

成果の活用面・留意点 1.
小輪系アスターの加温栽培では加温経費が切り花1本当たり7.6円かかるのに対し、電照栽培では1.4円と低コストな半促成栽培法となる(表3)。
2.
電照は75Wの電照用電球を3m間隔で設置し、深夜4時間(22:00~2:00)の暗期中断とした。
3.
電照期間が長くなると、開花が遅れ、分枝が少なく草姿も乱れるため適切な時期に消灯する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008331
カテゴリ アスター 栽培技術 出荷調整 低コスト 播種

この記事は