ピンク系グラジオラス新品種「舞姫」

タイトル ピンク系グラジオラス新品種「舞姫」
担当機関 茨城農総セ園研
研究課題名
研究期間 1990~2000
研究担当者 永井永久
高城誠志
市村 勉
浅野 昭
本図竹司
発行年度 2005
要約 「舞姫」は花色が透明感のある美しいピンク色で商品性が高く、本県の主要な作型にも適応でき、次代の主力品種として期待できる。
キーワード グラジオラス、育種、品種
背景・ねらい 茨城県のグラジオラスは、球根生産で全国生産量の65%のシェアにあたる32haの栽培面積で全国第1位、切り花生産では作付面積35haで全国第2位の、県の花き主要品目となっている。しかし、近年の産地間競争の激化や、球根の輸入自由化等による流通の国際化に対応するため、産地独自の品種を育成することが営利的に必要となってきている。そこで、茨城県の気象条件や作型に適合し、消費動向にもあった新品種を育成する。

成果の内容・特徴 1.
「舞姫」は、1990年に「富士の雪」を種子親、「スピックアンドスパン」を花粉親として交配され、優良系統選抜により得られた系統で、2002年3月に品種登録(登録番号第10157号)された(図1)。
2.
到花日数は、季咲き栽培および抑制栽培とも「トラベラ」等の主力品種よりやや短い(表1)。
3.
草丈および花穂長は、「トラベラ」より長く「富士の雪」より短い。茎径も同様の傾向で「トラベラ」よりやや太く、「富士の雪」よりやや細い(表1)。
4.
葉長は「トラベラ」より長く、「富士の雪」より短い(表1)。葉数はこれらの品種よりやや多い。
5.
花被色は鮮やかな淡紫ピンク色で、花の中心部が淡黄色である(図1、表1)。花被片縁の波打ちは「富士の雪」よりやや弱く、弱~中程度である(表1)。花径は「トラベラ」と同程度の中大輪である。小花数は18輪と多い。
6.
抑制栽培作型においても「トラベラ」より開花が早く、草丈が長い量感のある切り花が生産できるなど、露地主要作型で営利生産が可能である。

成果の活用面・留意点 1.
球根の生産販売は、県との許諾契約により県グラジオラス球根協会が行っている。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008317
カテゴリ 育種 グラジオラス 新品種 品種

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