メグスリノキの葉を利用したお茶の製造法

タイトル メグスリノキの葉を利用したお茶の製造法
担当機関 埼玉農総研(茶業特産)
研究課題名
研究期間 2003~2005
研究担当者 梶浦圭一
小川英之
滝沢 朗
発行年度 2004
要約 製茶機械を利用して製造したメグスリノキ葉茶は乾燥処理後、フライパン等による短時間の2次乾燥処理をすると香味が向上する。また、ゲラニインは冷水浸出より熱湯浸出の方が溶出率が高くなる。
キーワード メグスリノキ、茶、ゲラニイン、乾燥、溶出率
背景・ねらい 中山間地域は、人口の減少と高齢化が進み農林業の担い手が不足している。そのため、遊休農地が増加傾向にあり、新規作物の導入による特産物の開発・定着化などの活性化対策が必要である。
メグスリノキは、カエデ科の落葉高木で目や肝障害の改善に効くといわれ、古くから洗眼や煎汁を飲用するなど利用されている。最近では、メグスリノキの葉や樹皮に含まれている成分や機能性が明らかになり生活習慣病の予防に役立つとして見直されている。
そこで、メグスリノキの葉に含まれている機能性成分の一つであるゲラニインに注目し、メグスリノキの葉を利用したお茶の製造法を開発する。
成果の内容・特徴 1.
メグスリノキ葉茶の製造について、収穫したメグスリノキ葉3.5kgを萎凋処理後、ライカイ機で粉砕する。次に粉砕した葉を布に包み製茶機械(揉捻機)で30分間団揉し、透気乾燥機で乾燥処理する。これらの工程を経て1.55kgのお茶が得られる(図1)。
2.
乾燥処理後のメグスリノキ葉茶をフライパン等による短時間の2次乾燥処理することにより、青臭みが抜け香味が向上する(表1)。
3.
フライパン乾燥によるゲラニインの変化を調べた結果、乾燥処理時間が長くなるほどゲラニインが減少する傾向にある。(図2)。
4.
ゲラニインの10分後の溶出率は、冷水(12℃)および温水(50℃)ではそれぞれ3%および21%であったが、熱水(80℃)では80%以上に高まる。
成果の活用面・留意点 1.
中山間地域の特産品販売に取り組んでいる事業主体での活用が見込める。
2.
メグスリノキ葉茶の販売にあたり、表示、広告等で薬事法等の法律に抵触しないよう十分な配慮が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010008059
カテゴリ かえで 乾燥 機能性 機能性成分 中山間地域

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