ハーブの脂溶性ラジカル消去成分の水溶性粉末製造法

タイトル ハーブの脂溶性ラジカル消去成分の水溶性粉末製造法
担当機関 石川農研
研究課題名
研究期間 2002~2006
研究担当者 吉川基世
三輪章志
発行年度 2003
要約 エタノール水溶液中でハーブ、糊化澱粉とサイクロデキストリン合成酵素を反応することで、脂溶性ラジカル消去成分抽出、サイクロデキストリン生成、脂溶性ラジカル消去成分の水溶化を同時に行え、ハーブ由来脂溶性ラジカル消去成分の水溶性粉末が効率よく簡易に製造できる。
キーワード
背景・ねらい 消費者の健康志向から農産物に含まれる身体によい成分、すなわち機能性成分が注目され、食品企業は、機能性食品の開発に利用しやすいものを求めている。ハーブにも強いラジカル消去能を持つロスマリン酸やカフェ酸などが多く含まれているが、脂溶性で水に溶けず加工食品には利用しにくい。そこで、ハーブに含まれる脂溶性ラジカル消去成分を効率よく水溶性粉末化する簡便な方法を開発する。
1.
ラジカル消去能(DPPH)が強いハーブは、ロシアンセージ、パイナップルセージ、オーデコロンミント、ベルガモット、オレガノである(図1)。
2.
本製造法は、エタノール水溶液中で澱粉、ハーブとサイクロデキストリン合成酵素を反応させ水溶性粉末を製造するCDラップ法であり、糊化澱粉を用いることでエタノール溶液中でのサイクロデキストリン(CD)生成量およびCD生成可能なエタノール濃度が向上できる(表1)。
3.
ハーブCDラップの脂溶性ラジカル消去成分の含量やラジカル消去能は、エタノール濃度が濃いほど高い、特にエタノール濃度30%以上のハーブCDラップは、どのハーブでもラジカル消去能が生鮮物の2倍程度まで向上する(表2、図2)。
4.
以上の結果より、ハーブCDラップ製造条件として、基質に糊化澱粉を用い、エタノール濃度は、エタノールで抽出された脂溶性成分を包接できるCD含量が充分あり、抗酸化能が高いことから30%が適当である。
CDラップとは:
成果の内容・特徴 1.
ラジカル消去能(DPPH)が強いハーブは、ロシアンセージ、パイナップルセージ、オーデコロンミント、ベルガモット、オレガノである(図1)。
2.
本製造法は、エタノール水溶液中で澱粉、ハーブとサイクロデキストリン合成酵素を反応させ水溶性粉末を製造するCDラップ法であり、糊化澱粉を用いることでエタノール溶液中でのサイクロデキストリン(CD)生成量およびCD生成可能なエタノール濃度が向上できる(表1)。
3.
ハーブCDラップの脂溶性ラジカル消去成分の含量やラジカル消去能は、エタノール濃度が濃いほど高い、特にエタノール濃度30%以上のハーブCDラップは、どのハーブでもラジカル消去能が生鮮物の2倍程度まで向上する(表2、図2)。
4.
以上の結果より、ハーブCDラップ製造条件として、基質に糊化澱粉を用い、エタノール濃度は、エタノールで抽出された脂溶性成分を包接できるCD含量が充分あり、抗酸化能が高いことから30%が適当である。
CDラップとは:
成果の活用面・留意点 1.
ハーブCDラップは、ラジカル消去能が強いため食品などへの添加量を事前に検討する必要がある。
2.
ハーブCDラップは、香り成分も包接するためハーブの香りの付与を目的として化粧品、入浴剤などにも利用可能である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007656
カテゴリ オレガノ 香り成分 加工 機能性成分 機能性食品 セージ パイナップル

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