リンゴ「秋映」におけるつるさび果の発生低減技術

タイトル リンゴ「秋映」におけるつるさび果の発生低減技術
担当機関 石川農総研
研究課題名
研究期間 2000~2003
研究担当者 井須博史
中野眞一
津川久孝
木下一男
発行年度 2003
要約 着色、食味が優れるリンゴ中生品種「秋映」に発生するつるさび果は、予備摘果時に必ず中心果を残し、本摘果時には前年枝の長さが1.5cm未満でかつ果台の長さが10mm未満の結果枝に着生している果実を優先して摘果することにより、効率的に低減できる。
キーワード リンゴ、秋映、つるさび、果台、摘果
背景・ねらい リンゴ「秋映」は温暖地でも着色が優れ、食味も良好なことから、石川県では9月下旬~10月初めに収穫できる中生の主力品種のひとつとして期待されている。本品種は、梗あ部のさび(つるさび)が多いという欠点を持つが、着果部位や結果枝の状態によってはつるさびがほとんどみられない果実も存在する。この現象に着目し、果実の着果状態とつるさび果発生との関係を究明し、つるさび果の未然防止技術を確立する。
成果の内容・特徴 1.
側果は、中心果に比べてつるさびが発生しやすく、約7割の果実が秀品落ちとなるつるさび程度2以上となる(表1)。
2.
結果枝の状態、即ち前年枝の長さおよび果台の長さは、つるさび果の発生程度に大きく影響し、前年枝が短い果そう、および果台が短い果そうではつるさび程度2以上の果実の発生割合が高い(図1、2)。
3.
前年枝の長さが1.5cm未満で、かつ果台の長さが10mm未満の果そうでは、つるさび程度2以上の果実の発生頻度が特に高い(表2)。
4.
以上より,「秋映」におけるつるさび果の発生低減には、予備摘果では必ず中心果を残すこと、本摘果では前年枝の長さが1.5cm未満でかつ果台の長さが10mm未満の果そうは優先して摘果することが重要となる。
成果の活用面・留意点 1.
樹勢が十分落ち着いた状態では、果台の長さについてのみ着目して摘果するのが効率的である。
2.
せん定に際しては、1.5cm未満の最短果枝でかつ果台の長さが10mm未満の果そうが少なくなるよう、衰弱気味の側枝は切り返し程度を強める必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007563
カテゴリ サビ果 品種 良食味 りんご

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