稲株引抜き抵抗測定装置による耐倒伏性の評価

タイトル 稲株引抜き抵抗測定装置による耐倒伏性の評価
担当機関 石川農研
研究課題名
研究期間 2002~2002
研究担当者 国立卓生
発行年度 2002
要約 稲株引抜き抵抗測定装置による直播水稲における耐倒伏性の簡易診断法として、従来の押倒し抵抗値と引抜き抵抗値との間に1%水準で有意な正の相関を認めた。また、引抜き抵抗値は、倒伏に関連する穂数、地上部乾物重、稈基重、株基部面積の各形質と有意な正の相関を示し、稲株引抜き抵抗測定装置による水稲の耐倒伏性の評価が可能である。
キーワード 引抜き抵抗値、押倒し抵抗値、直播水稲、耐倒伏性評価
背景・ねらい 稲の耐倒伏性の評価手法として一般的に用いられている押倒し抵抗値を直播水稲に適用した場合、茎数の少ない株では測定値が過剰に小さかったり、測定不能となることがよくあり、直播水稲の耐倒伏性評価がしにくい欠点がある。また、倒伏稲に対しては計測困難である。そこで、株支持力の評価法として開発した稲株引抜き抵抗測定装置を活用して、水稲の耐倒伏性を評価する手法を確立する。
成果の内容・特徴 1.
稲株引抜き抵抗測定装置(図)による測定値とこれまでの倒伏試験器(DIK7401)による押倒し抵抗値の間には1%水準で有意な正の相関がある(図2)。
2.
引抜き抵抗値は、押倒し抵抗値と同様に1株当たりの穂数と有意な正の相関があり、その相関係数は引抜き抵抗値の方が高い(表2,図3)。また、稲株引抜き抵抗値は押倒し抵抗値の約10倍の値である(表1)。
3.
引抜き抵抗値は、押倒し抵抗値以上に、倒伏に関連する稲の地上部乾物重、稈基重、株基部面積の各形質と高い正の相関があり、引抜き抵抗装置による稲の耐倒伏性の評価が可能である(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
落水直後や収穫期、中干し期等、均一な土壌水分状態下で引抜き抵抗値の計測を行うことが重要である。補足データとしてPF値や土壌水分を計測しておくと、データ比較の際の参考となる。
2.
移植水稲への適用も可能である(但し、引抜き抵抗値50kgf/cm2以下の場合)。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007406
カテゴリ 簡易診断 水稲 評価法

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