アイガモの飼料給与法の違いが発育成績及び飼料費に及ぼす影響

タイトル アイガモの飼料給与法の違いが発育成績及び飼料費に及ぼす影響
担当機関 山梨県畜産試験場
研究課題名
研究期間 1996~2002
研究担当者 井室由紀
塩島敏夫
小林政雄
松下浩一
発行年度 2002
要約 アイガモを、水田同時作の場合と同様の発育曲線となるように10日齢から56日齢まで制限給餌で飼育し、その後4週間高蛋白・高エネルギー飼料を自由給餌させたところ、84日齢まで自由給餌した場合と同様な発育成績が認められ、全体の飼料摂取量は少なく抑えられる。
キーワード アイガモ、代償発育、制限給餌、飼料費
背景・ねらい 水禽はアイガモ農法などの普及で飼育する農家が増加している傾向にあるが、水田放飼後の肉利用に適した肥育方法は確立されていない。水田放飼中の水禽は飼料の摂取量が抑えられているため引き上げ後の肥育で一定の代償発育が認められるが、発育ピークを過ぎているため飼料効率は悪く、飼料代がかさむおそれがある。今回は、水田放飼を想定して制限給餌を行いその後高蛋白・高エネルギー飼料を自由給餌した場合の飼料効率・正肉歩留について調査した。
成果の内容・特徴 1.
アイガモを56日齢まで水田同時作と同様の発育となるように飼料制限し、56日齢以降は高蛋白・高エネルギーの飼料を自由給餌した場合(表-1)、自由給餌区とほぼ同様な発育が認 められた。(表-2・図-1)。
2.
84日齢までの1日1羽あたりの飼料摂取量は、自由給餌区では126g、制限給餌区では107.5gとなり、制限給餌区の方が、飼料摂取量が抑えられ飼料費が安くなった(表-3、図-1)。
3.
制限給餌区では、自由給餌区と比べて腹腔内脂肪、肝臓重量および筋胃重量が大きくなる傾向があった(表-4)。また、肝臓の脂肪含量も制限給餌区の方が増える傾向があった(表-4)。
4.
ムネおよびモモの正肉歩留は自由給餌区で32.4%、制限給餌区で33.5%だった(表-4)。
成果の活用面・留意点 アイガモ水稲同時作の農家において、水田放飼中および引き上げ後の肥育効率のよい飼育方法として応用できる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007387
カテゴリ 飼料効率 水田 水稲 もも

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