露地栽培湿地性カラーを加害するアザミウマ類の発生消長

タイトル 露地栽培湿地性カラーを加害するアザミウマ類の発生消長
担当機関 富山農技セ
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者 青木由美
村岡裕一
発行年度 2002
要約 カラーの加害主要種であるヒラズハナアザミウマは、5月中旬頃から粘着トラップによる誘殺が認められ、5月下旬以降急激に増加する。また、誘殺数の急増期はカラーの開花期と一致している。誘殺数の増加とともに、花中への寄生および花苞への産卵による被害が増加する。高密度時には、蕾においてもアザミウマ類の寄生および被害が認められる。
キーワード 露地栽培、カラー、ヒラズハナアザミウマ、発生消長、被害
背景・ねらい 富山県では、湿地性カラーの露地季咲栽培によって需要期出荷ができることから、生産拡大に取り組んでいる。しかし、開花期のカラーに多数のアザミウマ類が侵入し、花苞に産卵痕である褐色の小斑点が生じることから商品価値が著しく損なわれる。さらに、花を観賞する際に虫の存在自体が不快感を与えることから、アザミウマ類はカラー切花生産の大きな障害となっている。そこで、高品質切花の安定供給に必要な防除対策を考える際の資料を得るために、露地栽培湿地性カラーを加害するアザミウマ類の発生消長を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
カラーを加害するアザミウマ類の主要種は、多くの植物の花にごく普通に発生が認められるヒラズハナアザミウマであり、花に特異的に寄生する(図1、表1)。
2.
カラーほ場におけるアザミウマ類は、5月中旬頃から青色粘着トラップによる誘殺が認められ、5月下旬以降急激に増加する。また、誘殺数の急増期はカラーの開花期と一致している(図1)。
3.
カラーほ場におけるアザミウマ類のトラップ誘殺数の増加とともに、花中の寄生虫数および寄生花率、花苞への産卵数、褐色斑点被害花率が増加する(図2、図3)。
4.
アザミウマ類の寄生および被害の程度は、生育ステージの進んだ花ほど高い。しかし、5月下旬以降の高密度時には、蕾においてもアザミウマ類の寄生および被害が認められる(図2、図3)。
成果の活用面・留意点 1.
採花適期を過ぎた花はアザミウマ類の増殖源となるので除去する。
2.
露地栽培湿地性カラーの開花時期は、各種雑草の開花時期とも一致し、ほ場外でもアザミウマ類の増殖は認められる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007321
カテゴリ カラー 雑草 出荷調整 生産拡大 ヒラズハナアザミウマ 防除

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