水稲ロングマット水耕苗の麦あと普通栽培における生育特性と側条施肥への適応性

タイトル 水稲ロングマット水耕苗の麦あと普通栽培における生育特性と側条施肥への適応性
担当機関 埼玉農総研
研究課題名
研究期間 1998~2002
研究担当者 上野敏昭
重松統
石井博和
小指美奈子
関口孝司
井上文恵
内藤健二
発行年度 2002
要約 二毛作地帯の麦あと普通栽培条件で、ロングマット水耕苗の苗質は稚苗と同程度であり、本田初期生育はやや小さめに推移する。出穂、成熟はやや遅くなるが慣行の箱育苗の中苗と同等の収量であり、側条施肥も適応できる。
キーワード ロングマット水耕苗、麦あと普通期栽培、生育特性、収量性、側条施肥
背景・ねらい ロングマット水耕苗栽培技術を幅広い作期で導入するために、稲麦二毛作地帯の麦あと普通期栽培における生育、収量の特性を把握するとともに、省力栽培のための側条施肥の適応性を検討する。
成果の内容・特徴 1.
6月上中旬播種で、水耕苗は12日間の育苗日数で稚苗と同程度の葉齢の苗が得られる。箱育苗の中苗(以下、慣行苗という)と比べ充実度が劣り、軟弱である(表1)。
2.
慣行苗と比較して若齢苗であるため、初期の生育は小さく推移する。最高分げつ期はやや遅れるが茎数は同等に確保できる(図1)。
3.
出穂は2日程度遅れ、成熟期も1日程度遅れる(表1)。
4.
同一の施肥条件で慣行苗よりも低位分げつの3号及びその2次分げつの発生頻度が3~4割程度高く、有効茎歩合が高いことから穂数がやや多い。反面1穂籾数がやや少なく、収量は同等である(図2)。また、外観品質、玄米粗蛋白含有率にも差はない。
5.
側条施肥による障害はなく、慣行苗と同様に基肥量を削減した省力施肥が可能である(図3)。
成果の活用面・留意点 1.
育苗は自動開閉装置付きビニルハウス内で行い、施肥は濃厚原液調整法で播種後5日目に水道水EC+2.5mS/cmとする1回施肥で実施した結果である。
2.
気温の高くなる麦あと普通期栽培の場合、葉齢を進めるための育苗日数の長期化は苗の徒長や老化、病害の発生につながるので、育苗日数は2週間程度までとする。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007170
カテゴリ 育苗 栽培技術 栽培条件 水稲 施肥 二毛作 播種

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