「水フキ」促成栽培における保温開始時期

タイトル 「水フキ」促成栽培における保温開始時期
担当機関 群馬園試
研究課題名
研究期間 1999~2001
研究担当者 小泉丈晴
町田安雄
発行年度 2002
要約 「水フキ」の保温開始は、S級品(葉柄長40cm)を収穫する場合、5℃以下の低 温積算時間で1,500時間経過後、L級品(同60cm)を収穫する場合、完全に休眠が打破される1,710時間経過後からが適当である。
キーワード 水フキ、促成栽培、休眠、保温時期
背景・ねらい 群馬県内において「水フキ」を1月下旬~2月上旬に保温開始した場合、生育が途中で停止する現象がみられる。フキの休眠は、明らかにされていないが、この現象については低温による休眠打破が十分でないためと推測できる。このため、「水フキ」の休眠性について調査し、休眠打破低温量から保温開始時期を推定する。
成果の内容・特徴 1.
「水フキ」には休眠があり、低温に遭遇する時間が長くなると、加温後の葉柄の生育は旺盛になる(図1,2)。
2.
最低温度を5℃で保温管理したため、10~11月保温開始の場合には、冬期間に5~10℃の温度域に多く遭遇しているが、「水フキ」は5~6ヶ月間経過してもほとんど生育しない。さらに、5℃以下の低温積算時間が約1,500時間の場合、2年間の葉柄長がほぼ同一であることから、「水フキ」の休眠打破期は、5℃以下の低温積算時間で推測可能である(図1,2)。
3.
「水フキ」の保温開始は、S級品(葉柄長40cm)を収穫する場合、5℃以下の低温積算時間で1,500時間経過後、L級品(同60cm)を収穫する場合、完全に休眠が打破される1,710時間経過後からが適当である。(図1,2)。
4.
5℃以下の低温積算時間が1,500時間および1,710時間に達する期日は、群馬県園芸試験場中山間支場(標高390m)における平年値で、それぞれ2月3日、2月14日である(図3)。
成果の活用面・留意点 1.
栽培地域によって、休眠打破低温量の充足時期は異なるので、地域ごとに自記温度計等を利用し、低温積算時間を把握する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010007160
カテゴリ 中山間地域 ふき

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