球根養成によるグロキシニアの栽培法

タイトル 球根養成によるグロキシニアの栽培法
担当機関 神奈川県農総研
研究課題名
研究期間 2000~2001
研究担当者 益田泉
富田裕明
発行年度 2001
要約 シクラメン栽培の後作として、グロキシニアの球根養成による栽培法を検討した。球根養成は、2月には種し、12月に掘り上げる。12月下旬に球根を植え付け、鉢上げを2月、4月に行うと5月出荷が可能である。なお、球根植え付けの場合、1芽、2芽立ちとも、花数、草姿が変わらないため、摘芽の必要は無い。
キーワード グロキシニア、球根養成、摘芽
背景・ねらい 価格低迷が続く中、シクラメン生産における経営改善を図るため、施設の有効利用が可能な補完作目の導入が求められている。そこで、観賞性が高いグロキシニアの導入を検討した。慣行栽培では、9月には種し、翌年の5月まで施設で栽培するためシクラメンの仕上げ期と重なり、導入が難しい。そこで、農繁期の労力競合を避けるため、2月には種し、養成した球根を12月下旬に植付け、5月に出荷する作型を検討した。
成果の内容・特徴

  1. グロキシニアの球根養成は、2月には種(育苗箱散播)、6月に鉢上げ、9月から雨よけ栽培し、12月上旬に掘り上げをする。掘り上げてから定植するまで、湿らせたバーミキュライト・鹿沼土混合培用土を用いて、30×88×25cmの木箱に約900球を詰めて室温で保存する。
  2. 球根は12月下旬に育苗箱に定植し、2月(3号鉢)、4月(4.5号鉢)に鉢上げを行うと5月に開花する。温度管理は1月中は18℃、以後15℃に加温する。12月には種した場合、開花時期は6月中旬となる(表1)。
  3. 球根を定植した場合、出芽は1芽と2芽が混ざる。摘芽の有無により株径は変わらないが、出荷適期の葉枚数は、2芽で摘芽しないものが他よりも1.6倍程度多くなるが、草姿は変わらないため摘芽の必要はない(表2、図1)。また、摘芽処理による株当たりの開花数及び着蕾数の変化はない(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 育苗期間は長いが、6月から12月の球根堀上げまでは棚下栽培が可能である。
  2. 本試験では球根養成後の鉢上げ以後はプールベンチにおいて栽培を行った。手潅水栽培及びプールベンチ栽培、どちらにおいても適用できる。
  3. グロキシニアの経済性については、市場動向に注意を要する。
  4. 省力化を図るため、球根掘り上げ後の鉢替え回数を減らす方法を検討する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006924
カテゴリ 育苗 温度管理 グロキシニア 経営管理 栽培技術 シクラメン 出荷調整 省力化

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