ユリの中小輪多花性品種「長花21号」、「長花22号」の育成

タイトル ユリの中小輪多花性品種「長花21号」、「長花22号」の育成
担当機関 長野県野菜花き試験場
研究課題名
研究期間 1997~2001
研究担当者 大島洋一
小野佳枝
宮坂昌実
臼井冨太
発行年度 2001
要約 長野県のユリのオリジナル新品種「長花21号」、「長花22号」は、花径が中小輪で多花性の特性を持ち、花色はそれぞれ鮮赤橙、明赤橙である。
キーワード 新品種、ユリ、種間交雑、胚培養、スカシユリ型
背景・ねらい ユリは全国的に作付面積が増加している品目であり、県内においてもやや増加している品目である。今日海外から多数の品種が輸入されているが、今後県内産地を振興し生産拡大を図るためには、オリジナルのユリ品種の育成が必要である。そこで、胚培養により種間交雑を行い、花径が小輪で花色が鮮明な新規性の高い品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 育成過程
    平成6年度に当場育成のスカシユリ(子房親)とヒメユリ(花粉親)を交配し、胚培養によって得られた7個体を平成7年度に定植し、球根養成を行った。その後、平成9年度に3個体を一次選抜し、増殖を行い、平成11年に2系統を選抜、「長花21号」「長花22号」の系統名を付した。
  2. 育成品種の特性
    1. 「長花21号」
      1. 花径は、両親系の中間の大きさの中小輪で、8~9cmである(表1)。
      2. 花形はスカシユリ型で、花被のねじれ、がく割れが無く整っている(表1)。
      3. 花色(花弁地色)は、鮮赤橙(JHSカラーチャートNo.1006)である(表1)。
      4. 花被上の斑点は多い(表1)。
      5. 開花期は、露地での越冬、据え置き栽培では、6月中旬で、両親系のスカシユリ、ヒメユリよりも10日程早く、冷蔵球による5月定植では7月中旬開花で対照品種と比較し10日程早い(表2、3)。
    2. 「長花22号」
      1. 花径は、両親系の中間の大きさの中小輪で、10~11cmである(表1)。
      2. 花形はスカシユリ型で、花被のねじれ、がく割れが無く整っている(表1)。
      3. 花色(花弁地色)は、明赤橙(JHSカラーチャートNo.1005)である(表1)。
      4. 花被上の斑点は極めて少ない(表1)。
      5. 開花期は、露地での越冬、据え置き栽培では、6月中旬で、両親系のスカシユリ、ヒメユリよりも10日程度早く、冷蔵球による5月定植では7月中旬開花で対照品種より若干早い(表2、3)。
成果の活用面・留意点
  1. 種苗法に基づく品種登録出願準備中
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006913
カテゴリ カラー 栽培技術 新品種 生産拡大 品種 ゆり

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