手押し式ホウレンソウ根切り機

タイトル 手押し式ホウレンソウ根切り機
担当機関 愛知農総試
研究課題名
研究期間 2001~2001
研究担当者 水野英之
発行年度 2001
要約 ホウレンソウ収穫作業において腰を曲げた姿勢をとる時間が慣行の28%に短縮でき、総作業時間が慣行の57%に短縮できる簡便かつ安価な手押し式根切り機を開発した。
キーワード ホウレンソウ、収穫、根切り、姿勢、腰
背景・ねらい 本県の露地ホウレンソウの収穫作業は、鎌を使い腰をかがめて行われている(図1)。作業能率が低いのみならず、腰や膝を曲げた姿勢が続くことによる健康障害が出ているため、直立姿勢でホウレンソウの根切りができる簡便かつ安価な手押し式根切り機を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 機械の特徴
    1. 機体側面から2条分の長さの刃を有し、人力で畝の谷間を押し畝の土中を切り進むことによってホウレンソウの根を切る(図1~3)。
    2. 刃の垂直位置と水平はノブを廻すことによって容易に調整できるため、畝の高さを選ばない。

  2. 作業上の特徴
    1. この根切り機を用いると、収穫作業のうち根切り作業が直立姿勢(図1)でできるようになり腰を曲げた姿勢はコンテナへの収納作業だけになることから、腰を曲げた姿勢をとる時間が慣行の28%に短縮できる(表2)。
    2. 収穫作業時間が慣行の57%に短縮できる(表2)。
    3. 作業前に刃の位置の調整を行えば、出荷不能となるような損傷や倒伏による土の付着は発生しない。

成果の活用面・留意点
  1. 一斉収穫できるよう生育を揃える栽培管理が必要である。
  2. 手押しの負荷や直進性の面において実験を行った地域では実用性のある作業幅は40cmだったので、畝幅や栽植様式をこれに合わせる必要がある。
  3. 砂質から壌質の石礫の少ない土壌での使用に適している。
  4. 切断した株が損傷したり転倒して土が付着しないように刃の垂直位置と水平の調整をする必要がある。
  5. 市販化に向けて地元メーカーと調整中である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006865
カテゴリ 栽培技術 市販化 出荷調整 ほうれんそう

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