小麦新奨励品種の「あやひかり」の栽培法

タイトル 小麦新奨励品種の「あやひかり」の栽培法
担当機関 埼玉農総研
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 山本和雄
小指美奈子
石井博一
武井由美子
発行年度 2001
要約 小麦品種「あやひかり」は、播種期を11月10~25日、播種量を8kg/10a、施肥量は基肥窒素として8~10kg/10a、2月下旬に窒素2kg/10aを追肥すると、安定した栽培が可能である。
キーワード 小麦、あやひかり、播種適期、適播種量、施肥
背景・ねらい 本県の小麦は国産の中では高品質であると実需者から一定の評価を得ている。しかし、ASWと比較し、色や食感が劣るとの評価である。近年、ASWの粘弾性やのどごしの良さを発揮できる低アミロース系統が育成され、本県でも「あやひかり」を採用し、国産小麦とブレンドすることにより、麺の食感が飛躍的に改善できることが明らかとなった。
そこで、新奨励品種「あやひかり」について安定的に品質確保が図れる栽培法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 播種適期は、収量及び収穫時期から11月10~25日とする。適期外では粗蛋白質含有率は高まるが品質が低下し、特に遅播では収量が不安定となる(図1、表1)。
  2. 播種量は、ドリル播の場合目標苗立数を180本/平方メートルとして8kg/10aとする。播種量の増加による増収効果はほとんど見込まれず、粗蛋白質含有率や品質の変動も少ない(図2、表1)。
  3. 施肥量は基肥窒素8~10kg/10aとし、収量、粗蛋白含有率向上のため2月下旬に追肥窒素2kg/10aを実施する(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 埼玉県熊谷市の細粒灰色低地土水稲あとで実施した試験のため、他の地域では、その地域の気象・土壌条件を考慮する。
  2. 「あやひかり」は「農林61号」より千粒重が重く大粒であるため、調製時は必ず2.2mm以上の篩を使用し、粒揃いの向上に努める。
  3. 過繁茂になると、うどんこ病の発生を助長するため、過剰な施肥は避け、必要な際には防除を実施する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006835
カテゴリ うどんこ病 小麦 水稲 施肥 播種 品種 品質確保 防除

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