簡易な二段循環型の壮蚕飼育装置

タイトル 簡易な二段循環型の壮蚕飼育装置
担当機関 群馬県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 二段循環型の壮蚕飼育装置は、フレームの内側に二段のレールを装備し、飼育台車を水平移動させる。フレームの前後には飼育台車の循環用として4本のスクリューボルトによる昇降機構を備え、廃条の運搬距離を短くでき、蚕糞蚕沙の飛散が防げる等、作業の省力化が図れる。
背景・ねらい 養蚕農家からは軽作業で労働負担が少なく、能率の高い育蚕技術が望まれている。特に、過重労働となる壮蚕期における給桑時の条桑運搬や上蔟作業及び残沙処理の省力化は重要な課題である。そこで、中、大規模養蚕経営への適応を前提に、低コストで利用操作が容易な簡易二段循環型の4~5齢飼育装置を開発改良し、これを中心にした効率的な飼育、上蔟法及び残沙処理の機械化技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 飼育装置は、全幅1700mm、全長1800mm(1スパン)、高さ1200mmで支柱にC鋼、内側に飼育台車のレール用としてL鋼を二段に設置する。また、飼育台車は、幅1500mm、長さ1800mm、高さ400mmで4個の車輪を装着し、レール上を水平に移動する(表1、図1)。
  2. 飼育台車の循環用として飼育装置の前後に設置した昇降装置は、4本のスクリューボルト利用により、小型モータの動力で上下のレール間を10秒でスムースに移動する(表1、図1)。
  3. 給桑、上蔟及び残沙処理等の作業は、飼育台車を循環移動し、飼育装置両端の定位置で行うので、条桑、熟蚕、残沙等の運搬距離が短くなる。また、蚕沙や廃条を蚕座ネットごと搬出するので蚕糞蚕沙が飛散しない(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 飼育台車の水平移動は手押しであるため、飼育装置の両端に作業者を配置する。
  2. 本装置は切断条桑育及び壮蚕人工飼料育用としての利用が可能である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006660
カテゴリ カイコ 機械化 経営管理 省力化 低コスト

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