埋設型土壌感圧水分センサーを用いたモミガラくん炭培地によるバラの養液栽培

タイトル 埋設型土壌感圧水分センサーを用いたモミガラくん炭培地によるバラの養液栽培
担当機関 山梨県総合農業試験場
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 2000
要約 バラの養液栽培でロックウールの代替培地としてモミガラくん炭を培地に、新たに開発された埋設型土壌感圧水分センサーを用いて、pF1.0で給液管理をすれば、ロックウール栽培と同等以上の採花本数が得られる。
背景・ねらい ロックウールはバラの養液栽培用培地としては優れた特性を持つが、最近その廃棄が問題視されている。そこで自然界に還元でき、安価に安定供給できる代替培地としてモミガラくん炭が注目される。しかし、モミガラくん炭は水分の保持力がロックウールと異なるため、代替培地に合わせた給液管理システムが必要であるが、実用的なセンサーがなかったため、ロックウール栽培のシステムを利用せざるをえなかった。近年、目標の水分ポテンシャルで給液管理する埋設型土壌感圧水分センサーが開発されたので、モミガラくん炭とこのセンサーを組み合わせた栽培方法でロックウール栽培との比較検討を行い、代替培地に適した給液管理システムの実用化について検討する。
成果の内容・特徴
  1. モミガラくん炭は、ロックウールに比べて気相率が高く、pF値が1.0以上になると、急激に水分率が低下する(図1)。
  2. 埋設型土壌感圧センサーの給液ポイントはpF1.0(-10cm-H2O)に設定する。給液は、1回に8分、1株当たり33?を流す。
  3. モミガラくん炭使用時の1日当たり給液回数は、ロックウールに比べ、夏季(4月~9月4半旬)では35%多いが、冬季(9月下旬~3月下旬)では23%少なく、年間では10%多く給液される(図2)。
  4. 「ティネケ」と「ローテローゼ」を用いた場合の採花本数は、ロックウール培地と同等以上に採花できる(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 上記以外の品種を用いる場合は、それぞれの品種に適する給液ポイント、肥料濃度、給液量の適正値を把握する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006638
カテゴリ 管理システム ばら 品種 養液栽培

この記事は