シクラメンの育苗期における適正な葉柄中無機成分濃度

タイトル シクラメンの育苗期における適正な葉柄中無機成分濃度
担当機関 群馬県園芸試験場
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 育苗期の葉柄搾汁液をRQフレックスで測定し、硝酸態窒素濃度を100~250ppm、燐酸濃度を50~150ppmの範囲に保つと葉数、側芽数の多い苗となり、品質の良いシクラメンを出荷することができる。
背景・ねらい シクラメンの育苗期の施肥管理は、苗の生育や出荷時の草姿に影響を及ぼし、品質の良いシクラメンを生産するには現地で簡易な方法によって栄養診断し、適切な施肥管理を行うことが重要である。そこで、搾汁が容易なニンニク搾り器で葉柄から樹液を採取し、RQフレックスを利用して育苗期における施肥管理の目標となる葉柄中の適正な無機成分濃度を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 5号鉢への鉢替え期に葉数の多い苗は出荷期においても葉数が多い(表1)。
  2. 出荷期の葉数は育苗期の樹液中硝酸態窒素濃度が100~250ppmの時に多く、これよりも高くとも低くとも葉数は減少する(図1)。
  3. 出荷期の葉長は育苗期の樹液中硝酸態窒素濃度が100~200ppmの時に短くなる傾向がある(図2)。
  4. 育苗期の搾汁液中燐酸濃度は、100ppm前後の時に最も出荷期の葉数が多い傾向がある(図3)。
  5. したがって、育苗期の管理は樹液中硝酸態窒素濃度を100~250ppm、燐酸濃度を50~150ppmを目標に施肥管理をすれば葉数が多く、小葉のシクラメンが生産できる。
成果の活用面・留意点
  1. 搾汁は、最も新しい完全展開葉の葉柄基部と葉身側先端から、それぞれ5mm切除した葉柄をニンニク搾り器で搾り、RQフレックスで測定する。測定は少なくとも週1回の割で行う。
  2. 施肥管理は、同じ量の置肥や同じ濃度の液肥を与えても、気象条件や用土に含まれる窒素量等により搾汁液中無機成分濃度は変わるため、施肥は固定して考えず樹液濃度診断値に基づいて行う。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006634
カテゴリ 育苗 栄養診断 シクラメン 出荷調整 施肥 にんにく

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