エブ・アンド・フロー方式による鉢花生産に適した培養液窒素濃度

タイトル エブ・アンド・フロー方式による鉢花生産に適した培養液窒素濃度
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 エブ・アンド・フロー方式でエラチオールベゴニア始め8種類の鉢物を生産する場合の培養液窒素濃度は、ポインセチアでは100~200mg/L、他の7種類では80mg/L程度で鉢と地上部のバランスが良くなる。
背景・ねらい エブ・アンド・フロー方式による底面給水栽培は、近年急速に普及しつつあるが、導入後日が浅いため種類毎の養分管理は明らかになっていない。そこで、生産量の多いエラチオールベゴニア、ニューギニアインパチェンス、ハイドランジア、ポインセチア、ポットマム、トルコギキョウ、ミニバラ、アフェランドラの8種類について、良品生産のために培養液の最適窒素濃度を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 給液間隔は、種類や植物と鉢とのバランス等により異なるが、ピートモス主体の鉢用土では、飽和吸水後重力水を排除した状態の植物及び容器を含む全重量が30%程度減少した時点を目安とする。
  2. エラチオールベゴニアは、80Nmg/Lで地上部乾物重が最も大きくなり、株張りも鉢の直径の2倍以内でバランスが良く、ボリュームも十分となる(表1)。ニューギニアインパチェンス、ポットマム、アフェランドラ、トルコギキョウ、ミニバラも80Nmg/Lで鉢の直径及び鉢の高さに対するバランスが最も良くなる(データ略)。
  3. ハイドランジアは、80Nmg/Lで茎径が大きく葉が比較的小さくなるが、青色系品種は鮮明に発色しない。また、植物体中の窒素含有率が高くなるほど桃色が濃くなる(表2)。
  4. ポインセチアは100Nmg/Lで地上部地下部とも最も大きくなるが、分枝数は200Nmg/Lで最も多くなる。200mg/Lでも鉢の高さの2倍以上となるため、100~200Nmg/Lの濃度でわい化剤を使用するのが良い。(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 供試した培養液は、大塚ハウス1号、2号を窒素濃度3:2で混合し、培養液の組成を変更していないため、窒素濃度に比例し他の成分も増減する。
  2. 培養液は循環利用とし、半量程度に減少した時点で所定の濃度の培養液を追加する。
  3. ホース潅水に比較し植物が大きくなり易いため、種類によってはわい化剤の使用が必要となる。
  4. ハイドランジアの青色系品種については、培養液組成を検討中である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006373
カテゴリ インパチェンス きく トルコギキョウ ハイドランジア ばら 品種 ベゴニア ポインセチア わい化

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