ギョウジャニンニクの最適発芽条件

タイトル ギョウジャニンニクの最適発芽条件
担当機関 長野県営農技術センター
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 ギョウジャニンニクの種子繁殖の安定化のため、最適発芽条件を解明した。種子の発芽適温域は20℃±2℃と狭く、暗所での発芽は明所での発芽に比べ優り、取り播きで播種する方がよい。
背景・ねらい ギョウジャニンニクは繁殖が難しい山菜である。種子繁殖法では、播種期や播種前の環境条件の影響を受け発芽が安定しない。種子の前処理は、種子を湿らせ布袋に入れて冷蔵庫で1ヶ月保存する慣行の方法があるが、その効果は明らかでない。そこでギョウジャニンニクの種子繁殖法を確立するため、種子の最適発芽条件を解明する。
成果の内容・特徴
  1. ギョウジャニンニクの種子の発芽最適温度は20℃で、18~22℃の範囲で発芽が良好であり、これより低温あるいは高温では発芽が大幅に遅れ、発芽率も低下する(図1、図2)。10℃以下では全く発芽しない(データー省略)。適温下では2週間後から発芽し、大半の種子が発芽するまでには2ヶ月以上を要す(図1)。
  2. 光条件は暗所の発芽率は明所の発芽率より優る(図1、図2)。
  3. 種子を湿らせて冷蔵する慣行の前処理はかえって発芽を遅らせる(図3)。
  4. 採種後時間が経つに従い種子の発芽率は低下すること(表1)、及び播種時期が低温期にかからないようにするため播種法は取り播きがよい。
  5. 以上の結果からギョウジャニンニクの播種は7月中旬から下旬にかけ種子の充実を確認後、取り播きし、発芽適温域になるべく長い時間遭遇させ発芽を促す。
成果の活用面・留意点
  1. 慣行的に行われていた低温処理は発芽を阻害するので行わない。
  2. 花蕾中の種子の成熟は一斉ではない。花蕾上部1/3が開裂したら花蕾を摘み取り日陰の風通しの良い場所に拡げた後、脱粒し、夾雑物をふるいで取り除く。
  3. 乾燥防止と遮光のため覆土は1~2cmと厚めに行なう。2mm目のふるいに種子を通すと、しいなが除かれ発芽が揃う。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006359
カテゴリ 乾燥 ぎょうじゃにんにく 播種 繁殖性改善 光条件

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