壮蚕用の低コスト生桑用ペースト飼料

タイトル 壮蚕用の低コスト生桑用ペースト飼料
担当機関 群馬県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 1998~2000
研究担当者
発行年度 1998
要約 生桑葉ペースト飼料は、生桑葉を直接磨砕して製造した生桑葉ペーストを主成分にし、これに脱脂大豆粉末・ビタミン類・クエン酸・防腐剤と若干の水を加えて練り合わせ、殺菌して調製する。この飼料は、原料として栄養成分に富んだ生桑葉ペーストを85%用いるため、添加成分が少なく、低コスト飼料となり飼育成績も良好である。
背景・ねらい 稚蚕人工飼料育が実用化された一方で、壮蚕の人工飼料育は飼料コストの低減が思うように進まず、全齢人工飼料育は一般に普及していない。そこで農家が自給できる生桑葉を用いて、栄養分の損失を最小限にとどめた生桑葉ペーストを作成し、これを主原料にした自家飼料調製が可能な壮蚕用の超低コスト人工飼料の開発を行う。
成果の内容・特徴
  1. 桑葉を直接磨砕するため栄養分損失が少なく、飼料の栄養添加物は最小限にとどめることができる(表1、図1)。
  2. 桑葉乾燥のための多大な熱エネルギーを必要としないため安価な桑葉成分原料を得ることができる。
  3. 生桑葉ペーストはすでに人工飼料に近い状態なのでゲル化剤が不要で、若干の飼料成分と水を加え、蒸煮処理しただけで、4~5齢期の給餌に適した硬度を有する。
  4. 飼料の構成原料が少ないため、製造工程も単純化できる(図2)。
  5. 摂食性と栄養素のバランスが良いため交雑種はもちろん原蚕種の飼育も良好であった(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 全齢人工飼料育による繭生産または蚕種製造が可能である。
  2. 農家が自家桑園から機械収穫した桑葉を用い、飼料の共同製造ができるシステムの構築が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006117
カテゴリ 乾燥 コスト 大豆 低コスト

この記事は