プロピコナゾールを含む殺菌剤による三眠蚕の発生

タイトル プロピコナゾールを含む殺菌剤による三眠蚕の発生
担当機関 茨城県農業総合センター園芸研究所
研究課題名
研究期間 1997~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 プロピコナゾールを含む殺菌剤が付着した桑葉を3齢または4齢に食下した蚕は、三眠蚕が多発する。本薬剤が桑園に飛散した場合、散布13日以降は蚕に影響がない。
背景・ねらい 桑園の点在化にともなって野菜畑や果樹園に隣接する場所が多く、周辺で使用された農薬で桑園が汚染される危険性が高まっている。さらに、蚕に対する影響が調査されていない新規化合物を含む殺菌剤が市販されているため、このような薬剤の蚕に対する影響を調べ、農薬による養蚕被害防止の資料とする。
成果の内容・特徴
  1. プロピコナゾール剤(有効成分25%)1,000倍液に浸漬した桑葉を4齢期間中に連続給与すると、三眠蚕が多数発生する(図1)。
  2. 1,000倍~10,000倍液を1齢または2齢期間中に添食した蚕は、発育経過時間が若干延長し、やや不揃いになる。3齢または4齢期間中に1,000倍~2,000倍を添食した場合は、一部の蚕が三眠蚕になる。5齢期間中に1,000倍液を添食した場合は、発育や繭質に異常は認められず影響はない(表1)。
  3. 1,000倍液散布後の桑葉を4齢蚕に給与すると、散布1日後と4日後で少数ながら三眠蚕が発生するが、13日後では薬剤の影響が認められない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. プロピコナゾール剤は小麦、大麦などの殺菌剤として1,000倍液使用で登録されており、桑園での使用は登録されていない。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006110
カテゴリ 大麦 カイコ 小麦 農薬 薬剤

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