炭疽病による二番茶新芽の被害が茶の品質におよぼす影響

タイトル 炭疽病による二番茶新芽の被害が茶の品質におよぼす影響
担当機関 神奈川県農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 二番茶製茶時の炭疽病の被害芽重率(製茶する生葉重に対する被害芽重の割合)が3%以下では品質の低下は認められず、5%以上では品質が低下する。
背景・ねらい 省農薬を目的とした要防除水準設定のための基礎資料を得るため、主要病害である炭疽病の新芽への被害が荒茶品質におよぼす影響を調査し、被害を許容できる被害芽の割合を求めた。
成果の内容・特徴
  1. 二番茶期に、炭疽病の被害をうけた`やぶきた'の新芽を無被害の新芽に混入して製茶し、官能審査によって荒茶の品質を調べた。被害芽、無被害芽は同じ茶園で同じ日に摘採し、熟度はほぼ同じであった。
  2. 被害芽重率が3%以下ならば製茶品質は低下しない。5%以上では、品質が低下し、被害芽重率を15%まで上げてもそれ以上は品質は低下しない。(表1、表2)
  3. 被害芽重率が5%以上では、荒茶の官能審査項目のなかで、水色・滋味が低下する。水色がやや赤くなるという特徴がみられる。(表1)
  4. 被害芽の百芽重は無被害芽よりも約10%重い。被害芽のほとんどは3葉以上開葉しているが、無被害芽には2葉しか開葉していない芽も含まれており、そのために百芽重が異なると考えられる。(表3)
成果の活用面・留意点
  1. 炭疽病の被害芽として、褐変した部分が6分の1以上を占める葉を持つ新芽を供試した。
  2. 対象とする茶園の単位面積当りの新芽数がわかれば、その約3%が茶園における被害を許容できる被害芽数になる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006097
カテゴリ シカ 炭疽病 農薬 防除

この記事は