形質転換によるわい性トルコギキョウの作出

タイトル 形質転換によるわい性トルコギキョウの作出
担当機関 群馬県園芸試験場
研究課題名
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 Agrobacterium rhizogenesで形質転換したトルコギキョウを自殖交配し、rol遺伝子の固定化を図り、わい性系統を作出した。
背景・ねらい 現在、鉢物トルコギキョウ生産は切り花用品種を使って行われており、摘芯処理やわい化剤処理を必要としている。そこでわい性遺伝子(rol遺伝子他)を有するAgrobacterium rhizogenes野生株で形質転換し、その後代を固定し、鉢物用に適するわい性系統の作出を検討した。
成果の内容・特徴
  1. A.rhizogenesはA13菌、トルコギキョウは「パステルパープル」の実生選抜株を用いた。
  2. 栽培株の葉片を用いてA.rhizogenesを感染させ、培養に供した。発生した毛状根から再分化個体を得て、rolA,B,C,D遺伝子(植物ホルモン活性関与遺伝子)を確認した。
  3. 再分化個体を栽培、開花させ、自殖種子(T1)を得た。
  4. 以後自殖交配を繰り返し、rolB遺伝子のみ検出される個体を選抜(T3)し、T4でほぼ固定が確認された(図1)。
  5. 選抜株の草丈は「ブルーリサ」(わい性品種)と「パステルパープル」のほぼ中間の性質を示し、分枝数、花数は増加が認められた(表1、図2)。
成果の活用面・留意点
  1. A.rhizogenes野生株を用いて形質転換を行うため、遺伝子組換え実験には相当しない。
  2. rolA,B,C,D遺伝子のみの確認で、他の遺伝子の有無は不明である。
  3. Agrobacteriumを用いた形質転換法は特許対象となっているので、種苗登録時は許諾が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010006080
カテゴリ トルコギキョウ 品種 わい化

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