デジタル画像処理によるぶどう「安芸クイーン」専用果実カラーチャート

タイトル デジタル画像処理によるぶどう「安芸クイーン」専用果実カラーチャート
担当機関 三重県農業技術センター
研究課題名
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1997
要約 デジタルカメラでぶどうの果粒を撮影し、コンピューターで画像処理を行い、「安芸クイーン」専用の果実カラーチャートを作成した。このカラーチャートは、果色表示の外枠が果粒形で示してあり、果色表示はHSL色空間により解析した果粒表面の画像を用いているので、従来品より使いやすい。
背景・ねらい 三重県では昨年から産地のぶどう「安芸クイーン」が結果樹齢に達し、新たに出荷基準を設定する必要性がでてきた。特に色基準の統一が急がれているが、従来のぶどう果実用カラーチャートは赤色系の品種に適合性が悪く、さらに「安芸クイーン」は、着色過程で果皮に筋状の色むらが現れるため、単色のカラーサンプルで評価するのは難しい。
そこで、デジタル画像処理技術を用いて、果粒の表面情報を含んだ「安芸クイーン」専用の果実カラーチャートを作成した。
成果の内容・特徴 図1に示す手順で作成したカラーチャート(図2)は、以下のような特徴をもっている。
  1. 果色区分は、着色程度別に無着色から過着色までの6段階で、着色度4(適着色)で内成分的に収穫適期となる(図3)。
  2. 人間の色彩感覚に近く、照明の影響を受けないHSL(H:色相S:彩度L:明度)色空間のH値は、着色程度と関連があり分散も小さく(図4)、このH値を用いて果色表示用の果粒画像を選定している。
  3. 果粒画像を用いた果色表示は、色むら、果粉、立体感覚等の表面情報を表現しており、さらに、果色表示の外枠が果粒形で示してあるので、四角枠で単色表示の従来品に比べて視覚的に実物と照合しやすい。
  4. モニター画面とプリンター出力との色調整を行うことにより、カラープリンターに容易に出力できる。
成果の活用面・留意点
  1. 「安芸クイーン」の着色基準として利用できる。
  2. 本手法は、他樹種へも適用可能である
  3. 今回用いたデジタルカメラは、130万画素で、ホワイトバランスがとれるものである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005911
カテゴリ カラー 画像処理 出荷調整 品種 ぶどう

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