グラジオラス球根養成栽培において発生する赤斑病の初発時期と発病調査法

タイトル グラジオラス球根養成栽培において発生する赤斑病の初発時期と発病調査法
担当機関 茨城県農業総合センター
研究課題名
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 茨城県のグラジオラス球根養成栽培期間中に発生する赤斑病の初発時期は、平均気温が15~20℃となる5月中~下旬である。病斑数を基にした発病度と発病葉率は相関が高く、被害程度を発病葉率で評価できる。
背景・ねらい グラジオラス赤斑病は、主に地上部の葉や茎に発生し、発病が激しいと株の枯死にまで至り、良質な球根生産の阻害要因となっている。茨城県の球根養成栽培は、3月下旬から10月上旬までと長期間にわたる。その栽培期間中、赤斑病は、6月から7月の梅雨期に急激な発病進展がみられる。そこで、防除適期を把握するために赤斑病の初発時期および発病調査方法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 赤斑病の初発時期は、1991~97年の7カ年の調査結果から平均気温が15.5~20.4℃となる5月第4半旬から第6半旬であった(表1)。このことから、防除開始時期は5月上旬から中旬が適当である。
  2. 赤斑病の被害程度は、一葉当たりの病斑数によってあらわすことができるが、調査に時間と労力を要する。そこで、病斑数の違いにより発病度を作成し、発病度と発病葉率の関係を検討した(図1)。その結果、R2は0.84と高い相関が認められた。
  3. 次に、発病葉率と発病株率の相関を検討した。その結果、発病葉率と発病株率の関係は、発病株率50%まではR2が0.94と相関が高いが(図2)、発病株率が100%近くになると発病株率のみでは被害程度を正確にあらわすことができなかった(図2)。
  4. 以上のことから、グラジオラス赤斑病の初発時期は平均気温が15~20℃の時期である。初発後は発病葉率を調査し、Y=0.8345X(Y:発病度,X:発病葉率)により被害程度を求めることができる。
成果の活用面・留意点 初発時期は、主要品種であるトラベラーの木子を3月下旬から4月上旬に播種し、無防除で栽培した条件である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005807
カテゴリ グラジオラス 播種 品種 防除

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