施設栽培キュウリの収穫休み導入のための環境制御法

タイトル 施設栽培キュウリの収穫休み導入のための環境制御法
担当機関 群馬県園芸試験場
研究課題名
研究期間 1996~1998
研究担当者
発行年度 1996
要約 施設キュウリ栽培において、冷房、細霧冷房、および遮光による日中のハウス内気温の低下や、夜間の低温管理等の短期間の環境制御により、果実伸長が抑えられる。制御処理が、全期間の収量に及ぼす影響はほとんど無く、収穫期間中に収穫休みを設けることが可能である。
背景・ねらい キュウリ栽培では、栽培労力の50%が収穫・出荷に係わる部分で、休みなく収穫作業に追われ、最盛期には労働過重になりやすく、経営の安定・規模拡大の制限要因となっている。そこで、キュウリの収穫期間中に収穫休みを導入するために、環境制御処理方法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 外気温平均が15℃以下の時期(5月上旬まで)は、細霧冷房、換気により、果実の伸長が抑制され、また、夜間暖房機の設定温度を低くした低温管理を併用すると、伸長抑制効果が強まる。
    外気温平均が20℃以上の時期(5月上旬以降)では、冷房による果実伸長抑制が必要である。(図1,表1)
  2. 制御処理の手法は、2~4月上旬は、ハウスの換気(天窓、換気扇)を15℃設定、最低夜温(暖房機)を9℃に設定する。4月中旬以降は、換気に外部遮光(遮光率50%)を併用し外気温平均が15℃以上の時は、細霧冷房を併用する。
  3. 収穫休み後の収穫果は、果実の伸長が抑えられることから、L、2Lサイズおよび規格外に伸長した果実の発生が抑えられる。(図2)
    • また、制御処理により8回収穫休みを導入しても、収量に及ぼす影響はわずかである。(図3)

成果の活用面・留意点
  1. キュウリ栽培において、定期的な収穫休み日の導入が図られ、ゆとりをもった栽培が可能になる。また、市場休日に対応した圃場での出荷調製が可能になる。
  2. 高温時(外気温平均20℃以上)は、冷房が必要になる。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005586
カテゴリ 環境制御 規模拡大 きゅうり 経営管理 施設栽培 出荷調整

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