群馬県内に発生したイチゴ萎ちょう病菌の病原性

タイトル 群馬県内に発生したイチゴ萎ちょう病菌の病原性
担当機関 群馬県園芸試験場
研究課題名
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 群馬県内に発生したイチゴ萎ちょう病菌は、判別植物に対する病原性から4つの系統に分けられた。イチゴに対する病原力は病原菌の系統によって異なり、ピーマン系が最も強く、次いでエダマメ系、トマト系であり、ナス系はやや弱かった。
背景・ねらい 近年、群馬県内のイチゴに、Verticillium dahliaeによる萎ちょう病が多発し、問題になっている。本病の病原菌 V.dahliae には病原性の異なる系統の存在が知られており、それらを知ることは、輪作等の防除対策上重要である。そこで、本病の感染経路の解明と防除対策の基礎的資料とするため、病原菌の系統について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 群馬県内各地から分離したイチゴ萎ちょう病菌15菌株は、判別植物(ナス、トマト、ピーマン、エダマメに対する病性の違い(萩原、1990)から4つの系統に分けられた。ナス系1菌株、トマト系3菌株、ピーマン系5菌株、エダマメ系2菌株であった。トマト・ピーマン系、アブラナ科系菌株は確認されなかった。判別植物に対する病原力が明瞭でなく、いずれの系統にも属さない菌株が4菌株あった(表1)。
  2. イチゴ萎ちょう病菌のイチゴに対する病原性力は、系統によって異なった。ピーマン系が最も病原力が強く、次いでエダマメ系、トマト系が強く、3系統とも接種40日後にはほとんどの株が枯死した。ナス系は、これら3系統と比べるとやや弱く、接種40日後の発病度が60程度であった(表1,図1)。
成果の活用面・留意点
  1. イチゴ萎ちょう病菌 V.dahliae は、複数の系統を含んでいるので、輪作作物は慎重に選定する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005493
カテゴリ あぶらな いちご えだまめ トマト なす ピーマン 防除 輪作

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