クーロメトリー法による農産物の還元型ビタミンCの迅速、簡便定量法

タイトル クーロメトリー法による農産物の還元型ビタミンCの迅速、簡便定量法
担当機関 神奈川県農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1995
要約 農産物中の還元型ビタミンCを迅速、簡便に定量するための前処理条件と分析機器の比較検討を行った。その結果、クーロメトリー法は、従来の各種の方法に比較して、迅速、簡便で広い濃度範囲での定量が可能であった。
背景・ねらい 農産物中の還元型ビタミンCを簡便に定量するため、農産物中の還元型ビタミンCの抽出、精製法などの前処理法とインドフェノールの滴定法、ヒドラジンの発色による比色法、クーロメトリー法(アジノキ製:フードアナライザー NA-F031)、HPLC法、バイオセンサー法(新日本無線製:バイオフレッシュ NJZ1240)などの各種測定法を比較検討する。
成果の内容・特徴
  1. 農産物中の還元型ビタミンCは5%メタリン酸液を用い、ホモジナイザーで磨砕抽出しても、従来の乳鉢磨砕抽出と同様に還元型ビタミンCを破壊することなく抽出できた(表1)。
  2. クーロメトリー法は1回の測定時間1分以内、注入試料の採取量5μmとインドフェノールの滴定法、ヒドラジンの発色による比色法、バイオセンサー法などに比較して少量の試料で、短時間に定量できた。また、定量範囲も広かった(表3)。
  3. 温州ミカン、煎茶にはクーロメトリー法に影響を与える物質が含まれていたが、メタリン酸抽出液を固相抽出ミニカートリッジ(Waters製:SEPPAKライトC18)に通すことにより、影響を与えていた物質を除去することができた(表2)。
    同一試料を用いて各種測定法による農産物中の還元型ビタミンCの定量を行うと、ヒドラジンの発色による比色法は他法に比較して、高くなる傾向があった(表4)。
成果の活用面・留意点 還元型ビタミンCの抽出操作が簡便化され、定量時間が短縮された。
クーロメトリー法は簡便であっても、使用する機器類の操作に若干の熟練を要する。定量単価は高価である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005324
カテゴリ 温州みかん

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