イネばか苗病,イネもみ枯細菌病及びイネシンガレセンチュウの単剤での種子消毒による同時防除

タイトル イネばか苗病,イネもみ枯細菌病及びイネシンガレセンチュウの単剤での種子消毒による同時防除
担当機関 埼玉県農業試験場
研究課題名
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 イネ種子伝染性糸状菌病害の種子消毒剤であるチウラム・ペフラゾエートフロアブルの 200倍液24時間浸漬処理は、もみ枯細菌病及びイネシンガレセンチュウに対しても防除効果が認められ、これら病害の同時防除が可能である。
背景・ねらい イネ種子伝染性病害のうち、近年、もみ枯細菌病及びイネシンガレセンチュウの発生が増加傾向にある。現在、これら各病害に対しては、殺菌剤と殺虫剤混用処理や殺菌剤吹き付け種子の殺虫剤処理等により対応しているため、種子消毒作業が煩雑化している。そこで、チウラム・ペフラゾエートフロアブル単剤使用による各病害の防除効果を検討し、効率的種子消毒法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 本剤の登録適用病害であるイネばか苗病に対して、浸漬及び吹き付け処理とも高い防除効果が認められた(図1)。
  2. 本剤の200倍液24時間浸漬及び7.5倍液3%吹き付け処理は、もみ枯細菌病の苗腐敗に対し、本病登録薬剤であるオキソリニック酸20%水和剤の各処理に優る防除効果が認められた(図2)。
  3. 本剤の200倍液24時間浸漬処理は、イネシンガレセンチュウに対し、本病登録薬剤であるMEP50%乳剤の1000倍液24時間浸漬及びチウラム・ベノミル各20%水和剤の200倍液24時間浸漬処理とほぼ同程度の防除効果が認められた(図3)。
  4. 本剤の200倍液24時間浸漬処理により、イネばか苗病、イネもみ枯細菌病及びイネシンガレセンチュウの同時防除が可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 本剤で種子消毒を行う場合、安定した同時防除効果を得るには、薬剤処理後の風乾が必要である。
  2. 種子生産現場等で本剤の吹き付け消毒済み種子を使用する場合は、別途、シンガレセンチュウに対する防除対策が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005253
カテゴリ 種子消毒 防除 むべ もみ枯細菌病 薬剤

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