さつき`三重サツキ'の開花調節技術

タイトル さつき`三重サツキ'の開花調節技術
担当機関 三重県農業技術センター
研究課題名
研究期間 1994~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 株冷蔵及び低温処理による`三重サツキ'の開花調節技術を確立し、抑制開花として7月中旬から12月下旬まで、また、促成開花として、4月上旬から5月中旬まで開花させることができる
背景・ねらい 近年の緑化意識の高まりの中で、公共緑化樹の代表的樹種である`三重サツキ'は各種イベントで活用され、新たな利用場面拡大の期待が高まっている。さらに、その中で、単に緑化樹としてではなく、花を観賞したいとの声も上がっているが、現在まで三重サツキの開花調節技術は確立されていない。そこで、株冷蔵及び低温処理を利用して簡単に開花時期をコントロールする処理方法の確立を図った。
成果の内容・特徴
  1. 7月中旬から12月下旬の開花抑制では、3年生以上の三重サツキ着蕾株を用い、5月中旬より冷蔵処理を開始し、夏期に開花させるには、3~5℃の冷蔵温度で管理し、利用時期の30日前の出庫により、また、秋期に開花させるには、3℃の冷蔵温度で管理し、利用時期の60日前の出庫により、目的時期に開花させることができる(表1)。
  2. 4月上旬から5月中旬の開花促成では、3年生以上の三重サツキ着蕾株を用いて、11月下旬より5~10℃の低温処理を20~60日行うと、4月上旬から5月中旬に開花させることができる(表2)。花芽の休眠を打破するため冷蔵温度は、10℃より5℃が効果的であり、特に、早期開花を望む場合、冷蔵温度5℃、冷蔵期間40日、最低管理温度18℃条件が有効である。
成果の活用面・留意点
  1. 低温によってさつきの開花を調節できることから、大型冷蔵庫等の利用による大量処理が可能となり、既往の成果から他の低温要求性緑化植物(カルミア等)への活用等利用場面の拡大の他、新らたな高付加価値化が図られる。
  2. 秋期以降に開花させる抑制処理は開花数が少なくなる傾向がある。低温処理期間中は株の消耗をできるだけ少なくするため、500ルクス-8時間程度の補光が必要である。
  3. 夏期の開花を目的とする場合は、出庫後1~2日程度の遮光順化処理が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010005195
カテゴリ 高付加価値 低温要求性

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