トビシマカンゾウの効率的種子繁殖法

タイトル トビシマカンゾウの効率的種子繁殖法
担当機関 新潟県農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 トビシマカンゾウの種子繁殖での育苗時の生育は、鉢上げ後のポットの径が大きい(ポット直径15cm)ほど大苗となり、定植1年後の開花率も高まる。また育苗中の追肥は肥効が安定している化成肥料が適している。
背景・ねらい トビシマカンゾウは佐渡における重要な観光向けの景観作物である。自生地における増殖は地下茎によるものが主で、種子ではほとんど増殖しない。しかし、地下茎での増殖率は低く、近年、自生地での乱獲などにより、既存の群落が消滅しつつある。
そこで、効率的種子繁殖法を検討し、これらを自生地に植え付けることにより、景観形成作物としての群落の回復を図る。
成果の内容・特徴
  1. 播種は水稲育苗箱に1箱当たり350粒を条播する。
  2. 育苗は、播種後約50日後に黒ポリ丸型ポットに鉢上げし1年後に定植する(図1、表1)。
    育苗時のポットは径が大きいほど苗の生育は良好となる(表2)。
  3. 育苗時に追肥を施用した方が生育は良好で、追肥は化成肥料が適している(表4)。
  4. 定植1年後の開花率は大径(15.0㎝)で育苗した場合は100%となるが、小径(7.5㎝)で育苗した小苗ではほとんど開花しない(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 種子の採種は1莢約40~50粒、5ケ月間冷蔵貯蔵しても80%以上の発芽率がある。
  2. 自生地など雑草の多い所への栽植にあたっては、年に2~3回の草刈り等の管理が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010004614
カテゴリ 育苗 栽培技術 雑草 水稲 播種 繁殖性改善

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