アサツキの低温遭遇時間と促成栽培における生育速度の関係

タイトル アサツキの低温遭遇時間と促成栽培における生育速度の関係
担当機関 富山県農業技術センター
研究課題名
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 アサツキ「平系」では、十分な期間低温に遭遇することによって冬休眠が打破される。低温遭遇時間(5℃以下の温度の遭遇時間)が830時間を越えるとほぼ休眠が打破され促成栽培時の葉長が10cmに達するに必要な積算温度は100℃・day 前後となる。この関係は数式化できた。
背景・ねらい アサツキの促成栽培において、収穫時期を前進させるためには休眠の打破が必要となる。この方法としては一般的に低温に遭遇させている。そこで、低温遭遇時間と促成時の葉長の伸長の関係をあきらかにして、促成技術の開発に活用する。
成果の内容・特徴
  1. アサツキの「平系」における、5℃以下の低温に遭遇した時間数と促成時の葉長が10cm に達するに必要な積算温度との関係は次式のようである(図)。
      log10(Y)= 2.80ー0.0009Xr=ー0.920 n=20
    Y:促成時の葉長が10cmに達するに必要な積算温度。
    葉の伸長に有効な温度は0℃以上とした。0℃以下の温度は0℃とした。
    X:5℃以下の低温に遭遇した時間数
  2. アサツキの「平系」における露地栽培では、春先の葉長が10cmに達するに必要な積算温度は114℃・dayであった。このことから、生理的な休眠が完全に打破されるには830時間(上限1190、下限620 95%信頼区間)の低温遭遇時間が必要と推測される(表、図)。
成果の活用面・留意点
  1. アサツキの促成栽培方法開発の基礎となる。
  2. この関係は「平系」についてであり、他の系統には当面適用しない。
カテゴリ あさつき

この記事は