ゼンマイ山採り小株養成時の遮光及び堆肥多投の初期収量への効果

タイトル ゼンマイ山採り小株養成時の遮光及び堆肥多投の初期収量への効果
担当機関 新潟県農業総合研究所
研究課題名
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 ゼンマイ山採り小株の株養成には、遮光が生育に及ぼす効果は高く、遮光率30~50%では無遮光と比べ、3年養成株の収量はおよそ2倍増加する。また、堆肥の投入量が10a当たり4t以上で、生育促進効果が認められる。
背景・ねらい ゼンマイの栽培は、山採りした株を養成することが必須であるが、収穫開始までに3年、成園となるまで5~7年かかると言われている。一方、産地では山採り株の採集か進むにつれて、自生の良質で大きな株が減少しつつあり、新植には小さな根株を使用せざるを得なくなっている。このことは、成園化をさらに遅らせているので、小株の株養成期間の短縮が課題となっている。そこで、遮光と堆肥多投による土壌改良に着目し、これらの初期収量への効果を明らかにし、早期成園化のための資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 山採りした小株を養成する際、夏季間(6~9月)に遮光率30%~50%の遮光ネットを被覆すると、無遮光と比べ生育が良好となり(表1)、養成3年の株からの収穫本数が、およそ2倍に増加する(表2)。
  2. 胞子葉数は遮光率が高くなるにつれ減少する(表2)。
  3. 木質混合堆肥(牛糞+オガクズ、完熟)を定植前に施用する場合、投入量が10a当たり4~12tで生育促進効果が認められる(表3、4)。
成果の活用面・留意点
  1. 本試験は栽植密度4,200株/10a(40×60㎝)で栽培した結果である。
  2. 定植後の乾燥防止のため、オガクズ等を全面に敷きつめる。また、毎年の管理として秋の枯葉期に刈り払い後、ソルゴーなどの有機物でマルチを行う(1~3t/10a)。
カテゴリ 乾燥 栽培技術 ぜんまい 早期成園化 土壌改良

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