鎮圧ローラ付砕土機と施肥播種機を用いた省力・低コスト草地更新技術

タイトル 鎮圧ローラ付砕土機と施肥播種機を用いた省力・低コスト草地更新技術
担当機関 道立上川農試
研究課題名
研究期間 2006~2008
研究担当者 古館明洋
岡元英樹
中村直樹
発行年度 2008
要約 鎮圧ローラを取り付けたディスクローラ、ロータリーローラおよび新型グラスシーダによる草地更新は、従来法と比べて省力・低コストでかつ同等の牧草生産を示す。
キーワード 草地更新、ディスクローラ、ロータリーローラ、鎮圧、新型グラスシーダ
背景・ねらい
    砕土と鎮圧を同時に行うディスクローラとロータリローラおよび施肥播種と鎮圧を同時に行う新型グラスシーダを草地更新に導入すると、従来法に比べ作業回数が2回減り、省力・低コスト化が期待できる。そこで、本作業機を用いた更新法(省力法)が、土壌物理性や牧草生産に及ぼす影響を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 省力法の施工時の砕土率、施工後の土壌硬度および耕起土層厚は、台地土、砂丘未熟土、泥炭土のいずれにおいても従来法とほぼ同等である(表1)。
  2. 鉱質土における播種量1.9kg/10aの条件下では、省力法の更新当年の発芽個体数は従来法に勝り、翌年の年間乾物収量も従来法対比で100~113%と増加する(表2)。
  3. 褐色森林土における省力法・播種量1.9kg/10aの掃除刈り前の生育量(茎数・草丈・乾物重)は、従来法・播種量2.4kg/10aにやや劣る傾向である(表3)が、更新当年としては十分な生育量であり、チモシー割合はほぼ同等であることから、翌年以降の生育・収量は従来法並と推定される。
  4. 泥炭土における省力法(客土条件)の掃除刈り前の生育量は、従来法とほぼ同等である(表3)。
  5. 省力法の作業時間は従来法との比較で鉱質土では21%、泥炭土では43%短縮される(表4)。省力法の機械費と種子費のコストは従来法の播種量2.4kg/10aより、各土壌それぞれ、15%、8%低減される。
  6. 以上から、鎮圧ローラを取り付けた砕土機および施肥播種機を用いる草地更新は、省力・低コストで従来法と同等の牧草生産を示す。
成果の活用面・留意点 有効土層が深さ40cm以上確保されたハウス土壌を対象として、ホウレンソウの硝酸塩濃度を低減させるための土壌窒素診断法として活用する。

平成20年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「下層土窒素診断による道産ほうれんそうの硝酸塩低減栽培法」(指導参考)
カテゴリ コスト 施肥 低コスト 播種 ほうれんそう

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