デルフィニウム及びばらのスクロース処理を組合せた湿式輸送技術

タイトル デルフィニウム及びばらのスクロース処理を組合せた湿式輸送技術
担当機関 道立花野技セ
研究課題名
研究期間 2007~2007
研究担当者 黒島 学
高濱雅幹
発行年度 2007
要約
    デルフィニウムの前処理にスクロース処理を組合せることで、花持ちの延長、花色の発色不良抑制に効果がある。ばらにおける湿式トラック輸送では乾式航空機輸送より鮮度及び花持ちが優れ、高温輸送時のスクロース処理による切り花品質改善効果が大きい。
キーワード
    デルフィニウム、ばら、スクロース
背景・ねらい
    エラータム系及びシネンシス系デルフィニウムに対するスクロース処理を組合せた前処理と湿式輸送の効果を明らかする。また、ばらにおける湿式トラック輸送条件下でのスクロース処理と切り前の影響について検討し、乾式航空機輸送との比較を行う。
成果の内容・特徴
  1. エラータム系およびシネンシス系デルフィニウムの切り花をスクロースを加えたSTS溶液で前処理することで、収穫後に開花する小花の発色不良が抑制され、収穫前に開花していた小花に近い花色を示すとともに花持ちも延長する(表1)。
  2. デルフィニウムのSTS溶液に加えるスクロースの濃度は、エラータム系およびシネンシス系ともに4%以上では効果に差がなかったことから、4%が適当である(表1)。
  3. デルフィニウムの湿式輸送は、エラータム系およびシネンシス系ともに乾式輸送と比較して輸送後の鮮度の保持に有効であるが、花持ちは乾式輸送と同程度である。
  4. スクロース処理を行うばらの湿式トラック輸送は、乾式航空機輸送より花持ちが延長する(表2、3)。
  5. ばらにおいて、輸送温度の高い 8月出荷では10月出荷に対して、湿式トラック輸送時のスクロース処理による花持ち延長効果が大きく、切り前を早めることにより咲き進みを抑制することが可能である(表2、3)。
成果の活用面・留意点
  1. デルフィニウムの前処理に活用する。
  2. ばら道外出荷時における輸送方法の参考とする。
  3. ばらにおいて輸送条件によりスクロース処理効果に差がある。
平成19年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「エラータム、シネンシス系デルフィニウム及びばらのスクロース処理を組合せた湿式輸送技術」(指導参考)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010004022
カテゴリ 出荷調整 デルフィニウム ばら 輸送

この記事は