飛散防止カバー付き畦間散布装置を用いた除草剤の低飛散・畦間散布技術

タイトル 飛散防止カバー付き畦間散布装置を用いた除草剤の低飛散・畦間散布技術
担当機関 道立中央農試
研究課題名
研究期間 2006~2007
研究担当者 木村義彰
石井耕太
原圭祐
白井康裕
発行年度 2007
要約
    大豆における除草剤の畦間散布において、改良した飛散防止カバー付き畦間散布装置は、簡易な構造で多様な畝幅に対し調節可能であり、扇形ノズルの噴霧角を70°にすることにより、散布時の作物体への付着とドリフト(漂流飛散)の発生を抑制することができる。
キーワード
    畦間散布、除草剤、飛散防止カバー、ドリフト
背景・ねらい
    乗用管理機やトラクタ搭載ブームスプレーヤの散布バーに対し容易に取り付け可能であり、作物体への付着およびドリフト(漂流飛散)を最小限に抑制する飛散防止カバー付き畦間散布装置の開発・改良とその検証および薬液散布時の除草効果を大豆作にて明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 畦間散布装置は懸垂型のソリ型バーに畦間散布用の扇形ノズルと飛散防止カバーで構成される。乗用管理機の散布バー部にゴム製の波ベルトで固定する簡易な構造であることから多様な畦幅に対し調節可能である(図1)。
  2. 噴霧角90°の散布ノズル(PC5-90)では、作物体下部への付着が見られるが、噴霧角70°の散布ノズル(PC5-70)では、作物体への付着は認められない。また、噴霧角70°の散布ノズルは、風速2.7m/sの条件下においても機体端より風下10mまでの感水紙に付着はなく、ドリフトは生じない(表1)。
  3. 本装置により大豆作で除草剤散布した結果、表2に示すような除草効果が認められる。一部に下位葉への付着による薬斑がみられるが、大きな薬害は認められない。
  4. 本装置を装着した乗用管理機(BSA 530)での作業能率は、0.80ha/h(面積29.4a(220m×13.2m)の圃場において、平均作業速度1.03m/s)であり、燃料消費量は2.16L/hである(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 本成績は大豆におけるビアラホス液剤の畦間処理試験の結果である。
  2. 薬剤の使用基準および北海道 「農作物病害虫・雑草防除ガイド」を遵守する。
  3. 播種後に除草剤の土壌処理等を行うなど、雑草発生の抑制に努める。
  4. 機械除草や中耕等で株近傍に土寄せした場合、飛散防止カバー上端を土寄せ高さに合わせる。
平成19年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「飛散防止カバー付き畦間散布装置を用いた除草剤の低飛散・畦間散布技術」(指導参考)
 
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010003999
カテゴリ 害虫 雑草 除草 除草剤 大豆 土壌処理 播種 薬剤

この記事は